削除された内容 追加された内容
21行目:
 
横濱専門学校(神奈川大学)では京都大学の実存主義哲学者を講師、教授に積極的に招いていたので、[[1953年]]、人文科学に関する学術を研究し社会一般の文化的進歩に貢献するために神奈川大学人文学会が設立、機関誌『人文研究』を発行、京都大学系哲学者[[信太正三]]、[[草薙正夫]]などが活躍。[[1963年]]、人文学研究領域相互の活発な研究活動を支援することを目的に神奈川大学の付属研究所として設立された神奈川大学人文学研究所において実存主義哲学研究や現実の社会問題改善の為の論文が多数発表されている。
 
[[2016年]]には作家[[目取真俊]]を招待して神奈川大学人文学研究所主催講演会「沖縄・辺野古で起きていること見たこと、考えたこと」と題し、沖縄の米軍基地建設反対運動に関する講演会を開催している。
 
神奈川大学の現実の社会問題の改善の活動は、実存主義の思想の影響を受けており、現在においてもその傾向はある。神奈川大学には[[澁澤敬三]]の民俗学研究が引継がれ常民文化研究所が設置され、[[中島三千男]]の [[神 (神道)]]と明治政府(国家)の宗教政策の研究、[[網野善彦]]や[[橘川俊忠]]の日本民族の研究、海外神社研究など従来の民俗学研究とは異なるアプローチによる研究がある。[[神 (神道)]]、[[古神道]]の自然のもの全てには神が宿っているとする八百万の神や[[神奈備]]の考え方は「神の内在化」であるといえるが、[[網野善彦]]や[[橘川俊忠]]の日本人単一民族説の疑問視など保守の分野にも真実を追求し改革を求めている。