「海上コンテナ」の版間の差分

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[[File:CIMC tank containers.jpg|thumb|[[中国]][[CIMC]]社で国際海上[[ISO]]規格により完成した、日本の大手[[リース]]会社[[NRS]]を始め、世界的に有名なリース会社及び、陸海の輸送会社への納品を待つ液体専用や、ガス専用等の各種タンクコンテナ郡。]]
 
タンク・コンテナ (tank container) は、[[油]]類、[[化学工業|化成品]]、各種[[気体|ガス]]、[[濃縮果汁]]、[[酒|原酒]]、[[食品]][[原料]]などの[[液体]]や[[気体]]を輸送するための[[タンク]]を備えたコンテナである。洗浄技術の向上によりさまざまな用途に転用でき効率的な運用を図ることができることから[[ISO規格]]長さ20ftのものの普及が急速に進んでいるが、特殊化成品や各種ガスの小ロット輸送用の長さ10ft型および、[[ヘリウムガス]]などの各種軽量ガス輸送用の40ft型も存在し、日本国内でも[[化学工業地帯]]を主体として運用されている。特に近年の[[医療機器]]で重要視されている{{画像診断装置}}の一種である[[MRI]]装置の冷却に欠かせないヘリウムガスは、全量を輸入に頼っている為に、この専用コンテナでの輸入事例が年々活発に行われている。
 
用途により様々なコンテナ[[外観]]・タンクの高さ・[[口径]]種類の他、積荷により[[加温]]・[[保温]]機能や、逆に[[冷凍コンテナ]]と同様に専用の給電[[コンセント]]から送電を受けたりあるいは、[http://www.matts-place.com/intermodal/part2/images/tanks/gcau7279359.jpg 画像のように外付けの発電機と接続する給電式の冷却用外機設備を片妻側に備えて、積荷の品質管理を行う]などの各種装置を備えている。変り種としてはタンクコンテナ全体的には非常に稀な事例となるものの、そのコンテナの外観は[[ドライコンテナ]]と同様に完全な箱型であり、[http://www.matts-place.com/intermodal/part2/images/tanks/dtou0091917.jpg その構造を利用して積載容量を最大限に引き出せる方式として、構造的に圧力に弱い]為に積荷に圧力を加えない、主に[[アスファルト]]や特殊なオイル系の積荷用に運用されている。