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{{出典の明記|date=2014年8月26日 (火) 02:17 (UTC)}}
[[画像ファイル:Overhead-lines.jpg|thumb|架線]]
[[Imageファイル:Muni_trolleybus_wires_at_Haight.jpg|thumb|トロリーバス用架線<br>[[サンフランシスコ市営鉄道|サンフランシスコ市営鉄道 (MUNI)]]]]
'''架線'''(かせん、がせん)とは
*[[送電線]]や[[電話線]]などの線。または、それらの線を架け渡すこと。
*列車に電力を供給するために上部に張られる[[電線]]。本項で詳述する。
*上記の電線を吊るすための[[ビーム (架線)|ビーム]]を支えるための[[電柱]]を、架線柱という。
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正式には'''架空電車線'''(かくうでんしゃせん)と呼ばれ、[[架空電車線方式]]において[[列車]]が通る空間の上部([[日本]]では地上4.5m付近)に張られ、[[電気機関車]]や[[電車]]の[[集電装置]]と接触しながら連続的に[[電力]]を供給するための[[電線]]である。なお、鉄道関係者の間では、仮線、下線、活線(通電中状態)などとの混同を防ぐ目的で「がせん」と読まれる。
 
形態には多くの種類がある。詳しくは「[[架空電車線方式]]」の項を参照。
 
架線を構成する電線が多くなるほど、架線の[[ばね定数|バネ定数]]が均一化し、列車速度の向上が可能となる。速度向上のためには、その他に張力を向上させる必要もある。集電装置が接触するトロリ線には[[電気伝導率|伝導特性]]と[[展延性]]に優れる[[銅]]線を用いることが一般的であるが、[[軌条|レール]]方向に対する延びや[[磨耗]]による事故を防ぎ、かつ、[[寿命|交換周期]]の延長を図るため、日本の[[在来線]]の長大[[トンネル]]などでは、[[鋼|鋼鉄]]製のものを使用する場合もある。
 
なお、[[集電装置#スライダー|集電子]]の同じ箇所ばかりが接触して偏[[摩耗]]してしまうことを防ぐため、[[直線]]区間であっても、架線はある程度の幅で[[ジグザグ]]に張られている。
 
== 関連項目 ==