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枡谷豊 (会話 | 投稿記録)
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なお、[[リズ・オルトラーニ]]による主題曲「[[モア (曲)|モア]]」は[[アカデミー歌曲賞|アカデミー賞]]にノミネートされた。美しい旋律の曲に過激な映像と言うパターンは、この映画によって確立されている。
 
この映画の邦題は、公開の前々年にヒットした[[大島渚]]監督の『[[青春残酷物語]]』(1960年)を意識して配給会社が考案したものだが<ref>なお、[[1959年]]から平凡社より[[宮本常一]]編集による『日本残酷物語』という[[民俗学]]のシリーズも刊行されており、「残酷」という言葉は当時のブームであった。なお、この書籍シリーズは、本文中にある同題の[[中川信夫]]監督の映画とは、直接の関係はない。</ref>、「カメラは残酷なまでに現実を捕らえる」と言う意味が込められている。原題は「犬の世界」だが、この場合の「犬」とは[[イタリア語]]の[[スラング]]であり<!--どういう意味?-->、直訳では意味が通らないこともあったのだろう。なお、この作品以降、ヤコペッティ自身により続編や多数のモンド映画が作られたほか、他の映画監督により亜流の映画が多数作られている。日本でも国内の残酷映像を集めた『[[日本残酷物語]]』([[1963年]]、[[中川信夫]]・小森白・高橋典共同監督、[[新東宝映画|新東宝興行]]興業)という映画が公開された。[[東映]]映画の多くの題名の命名者としても知られる[[岡田茂 (東映)|岡田茂]](元東映社長)が、1963年[[今井正]]監督の映画に『[[武士道残酷物語]]』というタイトルを付けた<ref name="新潮45">「映画界のドンが語る『銀幕の昭和史』 岡田茂」『[[新潮45]]』、[[新潮社]]、2004年9月号、204頁</ref>。また同年の[[佐藤純彌]]監督デビュー作にこれによく似た『[[陸軍残虐物語]]』とタイトルを付けたら、[[ヤクザ]]や[[右翼]]が「残虐」とは何かと東映に押しかけ言い合いになったという話がある<ref name="新潮45"/><ref>{{Cite book | 和書 | title = 波瀾万丈の映画人生:岡田茂自伝 | author = 岡田茂 | publisher = [[角川書店]] | year = 2004 | pages = 147-148 | id = ISBN 4-04-883871-7 | ref = 波瀾 }}</ref>。この他、『[[幕末残酷物語]]』(1964年、[[加藤泰]]監督)など、印象的なタイトルを借用した劇映画も作られている。
 
== ストーリー ==