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{{出典の明記|date=2017年7月}}
'''私塾'''(しじゅく)とは、[[中国]]や[[江戸時代]]の[[日本]]における民間([[秀才]]及び元長官などが先生となった)の[[教育機関]]である。
 
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== 中国 ==
=== 教科 ===
私塾で教える書物は啓蒙書からはじめて、段階的に高度な書へと進む。中国における一般的な順序は、以下の通り。
* 『[[三字経]]』
* 『[[百家姓]]』
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* [[四書]](『[[論語]]』、『[[孟子]]』、『[[大学 (書物)|大学]]』、『[[中庸]]』)
* [[五経]]の一部(『[[詩経]]』、『[[書経]]』、『[[礼記]]』、『[[春秋左氏伝]]』)
 
のようであった。場合によっては、
 
場合によっては、以降のような書を読むこともあった。
*『神童詩』- 科挙試験合格の重要性を説いた五言の韻文
*『朱子家訓』- 儒教道徳を説いた対句
* 『[[弟子規]]』- 儒教道徳を説いた三言の韻文
*『[[女児経]]』- 女性の道徳を説いた韻文
*『[[孝経]]』
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*『{{仮リンク|幼学瓊林|zh|幼学琼林}}』- 出典のある語を分野別に対句の形で並べたもの
*『龍文鞭影』- [[平水韻]]の平声各韻ごとに出典のある語を四言の対句で並べたもの
* 『笠翁対韻』『声律啓蒙』『訓蒙駢句』- 平水韻の平声各韻ごとに語句を並べたもの
*『[[千家詩]]』- 唐宋の絶句・律詩集
*『{{仮リンク|古文観止|zh|古文觀止}}』- 時代別の歴代古文選
 
のような書を読むこともあった。また、世事応酬、すなわち実用的な契約や冠婚葬祭の文章を学ぶものもあった。
 
=== 衰退 ===
清末の[[光緒新政]]によって[[日本]]の学校にならった「新式学堂」が作られ、また[[科挙]]が廃止されると、私塾はだんだんと新式学堂に置き換えられていった。
 
<!-- == 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}} -->
<!-- == 参考文献 == --><!-- {{Cite book}}、{{Cite journal}} -->
 
== 関連項目 ==
<!-- {{Commonscat|}} -->
* [[日本の私塾一覧]]
* [[蘭学塾]]
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* [[寺子屋]]
* [[学問所]]
 
<!-- == 外部リンク == --><!-- {{Cite web}} -->
 
{{Education-stub}}