「江談抄」の版間の差分

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『'''江談抄'''』(ごうだんしょう/がうだんせう)は、[[院政]]期の[[説話]]集。「江談」二字の偏を取って「'''水言抄'''」ともいう。漢詩文・公事・音楽など多方面にわたる談話の記録である。
 
帥[[中納言]][[大江匡房]](1041-1111)の談話を、進士[[蔵人]][[藤原実兼 (蔵人)|藤原実兼]]([[黒衣の宰相]]といわれた[[信西]]の父)が筆記したもの。[[長治]]から[[嘉承]]にかけて(1104-1108年)成立したと考えられる。現存本は、雑纂形態の「古本系」と、類聚形態の「類聚本系」に大別される。談話形式を取り、連関性を欠く古本系に対し、中世に改編・加筆されたと思われる類聚本の方では内容に沿って六部に分けている。