「部族大公」の版間の差分
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'''部族大公'''(ぶぞくたいこう、英:Stem duke、独:Stammesherzog)とは、10世紀、カロリング朝の断絶および[[神聖ローマ帝国]]の成立時に[[ドイツ王国]]に成立した大公。「部族」とはゲルマンの部族である[[フランク人|フランク]]、[[サクソン人|サクソン]]、[[バイエルン人|バイエルン]]、[[アラマンニ人|アラマンニ(シュヴァーベン)]]を指す。カロリング朝は8世紀に旧来の部族大公領を解体させていたが、9世紀末のカロリング朝の没落とともに、旧来の部族領が王国の分領地と認識されるようになった。この時成立した部族大公領は
ドイツ語の部族大公領「Stammesherzogtum」という言葉は、19世紀半ばにゲルマン史学の中で用いられるようになったが、それは[[ドイツ統一]]の問題と関連があった。それゆえこの語の適用性および中世ドイツにおける部族大公の実態については長い間議論の対象となっている。その英語の直訳である「stem duchy」は20世紀初期に用いられるようになった新造語である<ref>Ephraim Emerton, ''Mediaeval Europe (814-1300)'', 1903; "Revival of the Roman Empire on a German Basis, 888-950" [https://archive.org/stream/mediaevaleurope04emergoog#page/n124/mode/2up pp. 89–114];
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