「オドメーター」の版間の差分

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工場内の移動や輸送時の移動もそのままカウントされるので新車購入の時点では概ね~100kmとなる。
 
オドメーターは、車両の程度を示す基準の一として考えられ、積算走行距離が多いほど価値も低くなる傾向にあるため、以前は車両の価値を上げるため[[中古車]]のオドメーターを巻き戻す業者が多発した。こうした行為を防ぐ理由もあり、1990年代末からは改竄が難しい[[液晶]]の'''デジタル式'''が多用されるようになった。デジタルは巻き戻し行為を行うと極端に0Km表示になったり最悪の場合電子回路を破壊してしまう恐れがある。デジタルにすることによるもう一つのメリットとして、軽自動車や一部の小型車、商用車に多かった最高99999Km表示を廃し999999Km表示が普通に出来るようになった。この時期は、メーカーに傾向があり、アナログ式は主に[[トヨタ自動車|トヨタ]]・[[ダイハツ工業|ダイハツ]]・[[本田技研工業|ホンダ]]・[[富士重工業|スバル]]が好んで採用し、デジタル式は[[日産自動車|日産]]・[[スズキ (企業)|スズキ]]・[[三菱自動車|三菱]]・[[いすゞ自動車|いすゞ]](商用車を除く)が積極的に採用していた。デジタル式は現在では[[商用車]]や[[軽自動車]]までに採用されており、[[高級車]]や上級[[乗用車]]では[[ヘッドアップディスプレイ]]などを使用したオドメーターが採用されている。
 
しかし2010年頃から、これらの不正防止策を逆手に取る形での新たな手口でのメーター巻き戻し(特殊な機械を用いて改竄し、車検通過後に車検証を一旦返納して再登録するなど)が見られるようになっており、捜査に当たる警察などが[[国土交通省]]に対策を求める事態になっている<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASGCL6VMXGCLPTIL038.html 不正防止策を逆手 中古車のメーター巻き戻しに新手口] [[朝日新聞]] 2014年12月9日</ref>。