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[[仏陀]]はしばしば獅子にたとえられるため、仏陀のすわる場所を「獅子座」と呼ぶことがある<ref>『[[大智度論]]』巻7(大智度初品中放光釈論第十四)「仏為人中師子、仏所坐処若床若地、皆名師子座。譬如今者国王坐処、亦名師子座。」</ref>。ここから高僧の座る場所も「獅子座」あるいは「猊座」といい、「猊座の下(もと)に居る者」という意味で、高僧の[[尊称]]や、高僧に送る[[手紙]]の[[脇付け]]は「[[猊下]]」となった。
 
[[銅鏡]]、各[[神獣鏡]]の意匠としても見られる。特に[[唐]]の時代に作られた「海獣葡萄鏡」に多数見受けられる瑞獣を海獣または狻猊呼ぶことがある。なお、獣という意味でなくて唐の国にとって[[砂漠]]の向こうという意味でありに住む「海外の獣」という意味であるという<ref>{{cite web|url=http://www.littera.waseda.ac.jp/kagami/setumei.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20061214021222/http://www.littera.waseda.ac.jp:80/kagami/setumei.html|archivedate=2006-12-14|title=古鏡とは|publisher=古鏡の世界~会津八一コレクション~銅鏡データベース|accessdate=2006-12-14}}</ref>。
 
[[明]]代には竜が生んだ九匹の子である[[竜生九子]](りゅうせいきゅうし)の一匹とされた。[[楊慎]]『[[升庵外集]]』や[[李東陽]]『[[懐麓堂集]]』<ref>{{cite book|和書|author=李東陽|title=懐麓堂集|volume=巻72・記竜生九子|quote=狻猊、平生好坐。今仏座獅子是其遺像。|url=https://archive.org/stream/06077717.cn#page/n108/mode/2up}}</ref>などに登場する。『升庵外集』によれば、[[獅子]]に似た姿で[[煙]]や[[火]]を好み、故に[[香炉]]の脚の意匠にされるという。