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==あらすじ==
女[[水芸]]人「瀧の白糸(本名:水島友)」は旅座仲間の南京出刃打(なんきんナンキンでばうち)の寅吉一座とことごとく対立していた。危機を救ってくれたのが[[高岡市|高岡]]で[[乗合馬車]]の御者として働く村越欣弥だった。そのことを忘れられない白糸は、ある夜、[[金沢市|金沢]]を流れる[[浅野川]]に架かる卯辰橋(原作では天神橋)で欣弥と再会した。欣弥が金のために学問を断念したことを知った白糸は、自分が仕送りをすることを約束し、欣弥を支援する。欣弥への仕送りはしばらく続くが、人気の低迷とともにそれもままならなくなり、また芸人仲間の若い連れを駆け落ちさせるなどして南京出刃打の恨みを買う。白糸は一座のために高利貸しの岩淵から金を借りたが、300円を持って帰るときに南京にそれを強奪される。岩淵と南京がグルであることを責めようと白糸が岩淵を訪れたところ、誤って岩淵を刺し殺してしまう。白糸は勉学に励む欣弥の元を訪れるがあえなく逮捕。検事は学業を終えて初めて検事席に立つ欣弥であった。拘置所を訪れる欣弥に白糸は正直に裁いて欲しいと懇願し、法廷で切々と真実の大切さを説く欣弥の言葉に白糸は凶行を自白し、舌を噛んで自殺する。その後を追うように欣弥もピストルで己が命を絶ったのであった。
 
==1915年版==