削除された内容 追加された内容
Leonidjp (会話 | 投稿記録)
12行目:
== 方法 ==
毎年1回、陶片追放を行うかどうかの予備投票が[[民会]]で開かれ、実施が決まるとその二ヶ月後に陶片追放の投票が行われる。市民が僭主になる恐れのある者の名を陶片('''[[オストラコン]]''')に記し(なお[[代筆]]が認められていたので字が書けなくとも投票できた)、得票数が6000票を超えた場合、或いは投票総数が6000票を超えた時の最多得票者に10年間の国外追放が言い渡されたとされる(どちらが正しいかは定かで無い)。ただし、追放された者が犯罪者のように扱われたわけではなく、家族や親族には処罰はなく、一定の追放期間後には政治の主導権を握ることも可能であったし、[[市民権]]・財産などが否定されることはなかった。また、アテナイと友好的な関係にある都市から財産を換金して引き出し、生活にあてることも可能であるため、十分な財産があれば生活に困ることもなかった。有事の際には10年経っていなくても本国へ呼び戻されることもあった。実際に陶片追放が行使されたのは10件余りに過ぎない。
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{notelist}}
 
=== 出典 ===
{{reflist}}
 
== 参考資料 ==
* {{Cite book|和書|author=[[澤田典子]]|title=アテネ民主政 <small>命をかけた八人の政治家</small>|publisher=[[講談社選書メチエ]]|pages=61-64|year=2010|ISBN=978-4-06-258465-4}}
{{脚注ヘルプ}}
<references/>
 
== 関連項目 ==