「赤ずきん」の版間の差分
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=== ペロー以前 ===
作品としての赤ずきんで最も古いものは、[[1697年]]に[[フランス]]で出版されたペロー童話集の中の『赤ずきん』であるが、それ以前の話として[[スウェーデン]]の民話『黒い森の乙女』やフランスに伝わる[[メルヘン]]<ref name="imi">{{Cite book|和書
|author=鈴木晶|title=グリム童話/メルヘンの深層|url=http://www.shosbar.com/grimm/grimm22.html|publisher=講談社|isbn=9784061490345|origyear=1991|accessdate=2011-05-15}}</ref>など類話が確認されている。
ペローが民話から作品にする段階で変更を加えたとされる点はいくつかある。
# 主人公に赤い[[帽子]]をかぶせた<ref name="imi"/>。
# 民話では、赤ずきんが騙されておばあさんの[[血]]と[[肉]]を、[[ワイン]]と干し肉として食べるシーンがあるものもあるが、そのシーンを削除した<ref name="imi"/>。
# 狼が近道を行ったため先回りされたとされるが、民話では主人公に「針の道」と「ピン(留め針)の道」などの二つの道を選ばせるシーンがある<ref name="imi"/>。
# 主人公が着ている服を一枚一枚脱いでは[[暖炉]]に放り込むというシーンを削除<ref name="imi"/>。
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この物語は宮廷を中心とする[[サロン]]の女性たちのために書かれたものであったため、下品なシーンや残酷なシーンなどを削除し変更が加えられたのだと言われている。なお、ペロー童話では赤ずきんが狼に食べられたところでお話は終わり、猟師は登場しない。
どこの民話なのかはいくつかの説があり、[[11世紀]]の[[ベルギー]]の詩に由来するという説や、[[東アジア]]([[中国]])の伝承が起源であるという説もある<ref>{{cite news
=== ルートヴィヒ・ティークの赤ずきん ===
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