「E-3 (航空機)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m sty
53行目:
レドームの片方に搭載されるAN/APY-1レーダーは、[[Sバンド]]を使用する[[フェーズドアレイレーダー|パッシブフェーズドアレイレーダー]]であり、機体の傾きを検出して走査を自動的に補正する機能を備えている。動作モードはパルス・ドップラー非高度走査、パルス・ドップラー高度走査、水平線以遠、洋上モード、インターリーブド、パッシブモードの6種類がある。探知距離は250[[マイル|mi]](400km)以上<ref>[http://www.northropgrumman.com/Capabilities/AWACSAPY2/Documents/AWACS.pdf AWACS Surveillance Radar]</ref>、低空を飛行している目標に対し200マイル(320km)で<ref name="FAS"/>、同時に600個以上の目標を探知、200個以上の目標を追尾できる。[[ルックダウン能力|ルックダウン]]時に、グランド{{仮リンク|クラッター (レーダー)|label=クラッター|en|Clutter (radar)}}を排除しつつ低空を飛行している目標を識別、追尾するために[[二次レーダー]]も統合されている<ref name="FAS"/>。後に、レーダーは海上監視能力を強化したAN/APY-2となった。もう片方には、AN/APX-103[[敵味方識別装置]]が装備される。なお、IFFを補完するため、レーダー自体も非協力的目標識別(NCTR)と呼ばれるレーダー反射波を解析することで目標識別が行うモードを備えている。
 
レーダーが収集した情報はコンピュータ処理され、11台(メイン9台と補助2台)設けられたコンソールのビデオスクリーン上にはデータがグラフィックや表形式で表示される。オペレータは、この情報をもとに監視、識別、武器制御、戦闘管理と通信を実施する。また、これらの情報は[[戦術データ・リンク|データリンク]]を通じて、味方の艦船や管制所に送信することができ、緊急時には、[[RC-135 (航空機)|RC-135]]または[[タスクフォース]]を経由して[[国家指揮権限]]に転送することができる。これらの電子・機械設備で発生した熱は、{{仮リンク|ブードエア|en|Bleed air}}によって冷却される。
 
== 近代化改修 ==