「チチ (ドラゴンボール)」の版間の差分

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小さい頃、自分が住むフライパン山の火を消すべく[[亀仙人]]から芭蕉扇を借りるため、[[カメハウス]]に向かう途中で[[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]]に出会う(悟空たちより先に[[ヤムチャ]]や[[プーアル]]とも出会っている)。
 
髪型は少女期は下ろしており、青年期は[[ポニーテール]]、成年時は[[シニヨン]]にしている。幼少時はマント(アニメでは緑色)が付いたブルーのビキニ風の服([[ビキニアーマー]])とピンクの手袋とブーツを着用し、[[ブーメラン]]のように使用できるカッターが付き、額部分からビームが出せるピンクのヘルメットを被っている。自分を追っていた肉食[[恐竜]]を泣きじゃくりながらもカッターで斬首しビームで消滅させた姿を見て、ヤムチャと[[プーアル]]が唖然とした<ref group="注">アニメ第32話では、ドラゴンボールを探し出そうと村を襲撃したレッドリボン軍のシルバー隊兵士もこの攻撃方法で倒している。</ref>。
 
初対面の亀仙人に対しては本人かどうか確認しようと不意を付いてヘルメットのカッターを投げつけ、それを持っている木の杖でとっさに防御しようとした亀仙人の顔に深々と刺し、それを引き抜く際に土足で顔を踏みつけている(チチ自身に悪意はなく、詫びている)。そのため、自分の弟子の娘とはいえ亀仙人もいい印象は持てなかったらしく、このときに「アイツ嫌い」と発言している。後年は彼女のことを「はねっかえり娘」と評している。
 
清らかな心の持ち主で、[[筋斗雲]]に乗れる。本人いわく「おらの心は水洗便所みたいにきれい」。筋斗雲で悟空と共に飛行中、性別を調べるために股間を蹴られたことがきっかけで悟空に恋心を寄せるようになり、「嫁に貰う」約束を取り付け、それを信じて悟空のことを6年間も待ち続けたという一途な面を持つ。しかし悟空は彼女の思いに全然気づいていなかった上、「ヨメ」を食べ物だと思っていたことと彼自身その約束を忘れてしまっていたために<ref group="注">ただし幼少時のチチのことは悟空もよく覚えていた。</ref>、結婚の約束から7年後、[[天下一武道会]]に「匿名希望」として出場して悟空と対戦した際に悟空から結婚を承諾される形での成就となった。アニメでは天下一武道会の後、数話に渡って夫婦の冒険が描かれており、牛魔王の城で結婚式を挙げてから新生活をスタートさせる。また、後にアニメ『[[ドラゴンボールZ]]』において「デートのことを知らない悟空に『恋人同士が好きなことをやるもの』と教えたが、勘違いした悟空が急に組み手を始め『正拳突き』が心に刻み込まれた」という、悟空との初デート時の様子を息子の悟飯に語る。
 
原作では最初に会ったときから天下一武道会まで悟空と再会する場面はないが、アニメでは幼少期に2度再会している。[[レッドリボン軍]]編第31話では祝言で悟空にあげる花をつんでいた際に再会するが、レッドリボン軍に襲われた牛魔王を助けた直後に悟空がドラゴンボールを探し求めに行ったためすぐに別れた。また、[[ピッコロ大魔王]]編第118話では牛魔王にピッコロ大魔王をやっつけて欲しいと言い、無理だと言われるが悟空ならきっとやっつけてくれると信じた。第119話ではピッコロ大魔王の命令で牛魔王の抹殺に来た軍隊に抵抗している際に、キングキャッスルに向かう途中だった悟空に助けられる形で再会する。第123話で謎の人物がピッコロ大魔王が倒したと世界中に報じられた際には彼が倒したのだと信じていた。原作では、天下一武道会の最中に悟空たちの会話で悟空がピッコロ大魔王を倒したことを知り、驚いている。
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* エイジ739 - 2歳。牛魔王にピクニックに連れて行かれた際、城がある涼景山が燃え出し、帰れなくなる。この際、山の名称がフライパン山に変更される。
* エイジ749 - 12歳。亀仙人に芭蕉扇を借りに行く途中で悟空と出会う。性別を確かめようとした悟空に股間を蹴られたことで嫁に行くことを決意し、約束を取り付ける。
* エイジ756 - 19歳。一向に迎えに来なかった悟空に痺れを切らし、名前を隠して第23回天下一武道会に参加。予選を勝ち抜き本選に進出するが、1回戦で悟空に完敗する。試合終了後、約束を思い出した悟空とあっさり結婚<ref group="注">アニメでは悟空の勘違いをチチが知るシーンがあり、一瞬涙ぐむ。しかし、悟空がそれでも結婚を承諾したことで喜びが大きく描かれた。</ref>、大会終了後に2人で旅に出る。
* エイジ757 - 20歳。孫悟飯を出産。
* エイジ761 - 24歳。カメハウスに遊びに行ったきり、帰ってこない夫子を牛魔王と共に迎えに行くが、悟空は[[ラディッツ]]との戦いで戦死し、悟飯はピッコロに連れ去られたことを亀仙人たちから知らされる。
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アニメオリジナルや劇場版では、原作やアニメでは無かった悪役との戦闘経験がある。
 
サイヤ人戦以降は戦闘描写が無く、レベルアップを果たした描写もない。アニメでは、腕が鈍らないように密かに亀仙流の基礎鍛錬を続けていたと語っており、組み手において悟天を圧倒するなど、武芸の健在を見せた<ref group="注">アニメではブウ戦後[[カプセルコーポレーション]]で行われたパーティで空手の型に似たパフォーマンスを見せる。現役を退いてからブランクがあったために腰を痛め、「やっぱ年には勝てねえだ」とコメント。しかし、デンデやトランクスなどは、そのチチの一連の動きを見て「凄い!」と評価した。</ref>。
 
== 技 ==
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当初チチ役を担当していた荘は、妊娠による出産と育児休業のため、1990年末をもって降板。後任には、それ以前から[[プーアル]]役で番組に参加していた[[渡辺菜生子]]が起用され、[[1991年]]3月公開の劇場版『[[ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空|超サイヤ人だ孫悟空]]』から荘と交代。テレビ版では4月放送分だった『ドラゴンボールZ』第88話から、同シリーズの終了までチチ役を務めた。
 
初代声優の荘も現在は声優業に復帰しており、[[2003年]]発売の[[PlayStation 2|プレイステーション2]]用ソフト『[[ドラゴンボールZ (ゲーム)|ドラゴンボールZ]]』では、約13年ぶりにチチ役に復帰。ゲームでは荘と渡辺が交代でチチ役を担当しているが、2006年以降は、荘が所属事務所の経営業務で活動が減少したこともあって、再び渡辺がメインで担当している<ref group="注">『ドラゴンボールZ』の[[デジタルリマスター]]・再編集版である『[[ドラゴンボール改]]』では、荘が担当していたパートを渡辺で録り直されている。</ref>。
 
== ドラゴンボール超でのチチ ==
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== ドラゴンボールGTでのチチ ==
究極のドラゴンボールで小さくなった悟空に、自分と見た目の年齢がさらに開いてしまったこと(ただでさえサイヤ人である悟空は老化がチチより遅い。このことで若い娘との浮気を疑う発言もあった)を嘆くものの、結局「小さくなっても悟空は悟空」と了承する。ただし、上記の『ドラゴンボールZ』での鍛錬をこの時期にいたってもなお継続していた影響で、体力面の衰えはほとんど無く、若い時代の戦闘レベルを維持できている<ref group="注">超17号との対戦の悟空を加勢に行こうとした際に常人離れしたジャンプ力を見せ、その後の超一星龍と悟空との対戦を見届けに駆けつけた際にも、一星龍から悟飯たちと同様に巻き添えの強烈な攻撃を喰らうも死ぬには至らないタフネスぶりを見せた。</ref>。
 
さらに皆を恐れさせる強い態度までも健在で、「口が悪い」という理由で悟天に寄生したベビーを黙らせている。息子の妻であるビーデルとの仲は良好で、ビーデルもチチを「お義母さん」と呼んで慕っている。
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ナメック星編の時期に行われた鳥山明の漫画全般を対象にしたキャラクター人気投票では第13位にランクインしている<ref>週刊少年ジャンプ特別編集『鳥山明 THE WORLD アニメ・スペシャル』108頁。</ref>。
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
<div class="references-small"><references/></div>
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
{{ドラゴンボール|荘真由美}}