「エリス (準惑星)」の版間の差分

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=== 表面 ===
エリスは、[[マウナケア天文台群]]の[[ジェミニ天文台|ジェミニ北望遠鏡]]により分光分析が行われている。赤外線による観測では、天体表面に[[メタン]]の氷が存在し、冥王星とよく似た性質であることを示している。太陽系外縁天体でメタンの存在が知られていたのはそれまで冥王星のみであった。海王星の衛星で、[[エッジワース・カイパーベルト]]出身に起源を有すると考えられている[[トリトン (衛星)|トリトン]]にもメタンがあることが分かっている。
 
メタンは揮発性が高いため、エリスはこれまでずっと太陽から遠方に存在していたことを示している。これと対照的なのが、同時期に発見された[[ハウメア (準惑星)|ハウメア]]であり、こちらはメタンではなく[[水]]の氷が存在する。これは冥王星の衛星[[カロン (衛星)|カロン]]にも見られる特徴である。