「マツダ・RX-8」の版間の差分
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| 2枚目画像の説明=リア
| 2枚目画像名=Mazda RX8 rear 20070523.jpg
| 販売期間=[[2003年]][[5月]] -
| ボディタイプ=4ドアクーペ<ref>マツダ公式サイト RX-8 主要諸元に記載あり<http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2008/200803/0310.pdf>2017年7月27日閲覧。</ref>
| エンジン=13B-MSP型 654cc×2<br />13B-RENESIS水素ロータリー 654cc×2(105PS 14.3kgf
| モーター=
| 最高出力=250PS/8,500rpm
| 最大トルク=22.00kgf
| トランスミッション=4速、6速[[オートマチックトランスミッション|AT]] / 5速、6速[[マニュアルトランスミッション|MT]]
| サスペンション=前・[[ダブルウィッシュボーン]]
| 駆動方式=[[後輪駆動|FR]]
| 全長=4,435mm
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| 自由項目2(内容)=[[マツダ・RX-7]](事実上)
}}
'''RX-8'''(アールエックス-エイト)は、[[マツダ]]が製造・販売していた[[ロータリーエンジン]]搭載の[[スポーツカー]]である。2003年3月-2012年6月22日の期間、生産された<ref name
== 概要 ==
プラットフォームの型式名は[[マツダ・RX-7|RX-7]]に引き続くFE型だが、マツダのロータリースポーツ車の新規車種として設計・生産され、
=== 観音開き4ドア ===
[[File:RX-8 SE3P-DOOR FULL OPEN.jpg|thumb|全開状態。インテリアは限定色]]
[[File:RX-8 SE3P-BACKDOOR.jpg|thumb|後部ドア<
RX-7の後部座席は「ワンマイルシート」と揶揄されるような補助的なもので、乗員の長距離移動には不向きだったが、RX-8では[[アメリカ合衆国]]などの保険の関係により4ドアが[[フォード・モーター|フォード]]側の絶対条件であったため、大人4人が乗れるパッケージが求めれた。しかし、4ドアにすると車体が大きくなり重量も増し、ロータリースポーツの旨みである「軽快さ」がスポイルされてしまうので、前後ドアが[[観音開き]]になる「フリースタイルドア」を採用した。後部ドアのアウターパネルは、軽量化のためにアルミ製とされた。後部ドアには、[[ピラー]]と呼ばれるボディーの上下を結ぶ骨組みが組み込まれたビルトインピラーを他社に先駆け採用した。これによって開口部拡大による車体の剛性低下を防いでいる。後部ドアのドアノブは室内側にのみ存在し、前部ドアが開くことによって初めて開閉が可能となり、前部ドアが後部ドアをロックする役割も兼ね備えている<ref name="hyperrev185"/>。後部座席への乗り降りには、フロント側のドアを先に開ける事が必須条件になっている(前席の乗員がいない場合には、前席シートを倒した後で身を乗り出してフロント側ドアを開けることで単独降車は可能であり、助手席側後部座席には、助手席シートを倒すレバーも付いている){{Refnest|group=補足|4ドア形式はマツダ独自であるが、片側のみの3ドア形式であれば[[サターン・Sシリーズ]]のクーペモデルや初代[[トヨタ・bB]]のオープンデッキなどに前例がある。}}。前席のシートベルトは後部ドアに取り付けてある為、後部座席へ乗り降りするためには、前席搭乗者のシートベルトも着脱する必要もある。
=== エンジン ===
[[ファイル:Mazda rotary engine.jpg|thumb|250px|right|レネシスロータリーエンジン(マツダミュージアム)]]
前述の通り、搭載エンジンは『[[ロータリーエンジン]]』である。[[自然吸気]](NA)とされ、排気ポートは市販ロータリーエンジンでは初となるサイド排気ポートを採用した。これによって「RENESIS RE」はオーバーラップ0とすることが可能となり、従来のロータリーエンジンと比較して燃費も向上しており、低速[[トルク]]も改善されている。吸気ポートは、6ポートのエンジンと4ポートのエンジンの2種類が設定され、6ポートのエンジンのレブリミットは9,
エンジンの最高出力は、カタログデータで標準モデル(5速MT/4速AT)が210[[馬力|PS]]、TYPE-E(6速AT)は215PS、TYPE-S(6速MT)250PS(以上マイナーチェンジ前の数値)である。マイナーチェンジ前の210PSモデルは吸気ポートが4つであり、215PS、250PSのモデルは6PI(吸気ポートが6つ)であるが、マイナーチェンジ後に全て6PIで統一された<ref name="hyperrev185"/>。また後期型はハイパワー版が250PSから235PSに修正されている<ref name="hyperrev185"/>。この理由はレギュラーガソリンへの適合のためとされているが、より実測出力値に近い数値に合わせたともいわれている<ref name="hyperrev185"/>。ロータリーエンジン搭載車としては、初めて電子スロットルを採用し、各種走行安定装置(電子制御)も導入されたモデルである。なお、メーカーによる[[慣らし運転]]推奨車種(取扱説明書に記載)となっている。
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ファイル:Hydrogen charging port of RX-8.JPG| REの水素充填口
</gallery>
== モータースポーツ ==
エンジンが高出力化しがたい構造なので、プロレースにおいては[[エンジンスワップ]]を行った車両が使用されることが多い。
* [[スーパー耐久]]にて、一部プライベーターチームによりレースに投入されたが燃費が悪くよい結果は残せず短期間の参戦に終わった<ref name="hyperrev185"/>。
* マツダが、アマチュア向きに
* [[全日本プロドリフト選手権|D1グランプリ]]にて、FD3Sのエンジンに換装されたマシンが出走している<ref name="hyperrev185"/>。
* 2008年3月と2010年1月アメリカにおいて [[デイトナ24時間レース]]で 3ローターNAを搭載したRX-8がクラス優勝している<ref name="hyperrev185"/>。
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:特別仕様車『スピリットR』発売<ref>[http://www.rx-8.mazda.co.jp/s-r/ 【MAZDA】RX-8 SPIRIT R]</ref><ref>[http://www.zaikei.co.jp/article/20111007/82875.html マツダ、「RX-8」最後の特別仕様車を11月に発売 来夏に生産終了] - 財経新聞 2011年10月7日</ref><ref>[http://www.asahi.com/car/news/OSK201110070058.html マツダRX-8終了へ ロータリーエンジン搭載車は未定] - asahi.com 2011年10月7日</ref>。マツダでは「RX-8最後の特別仕様車」とアナウンス。なお、本仕様は当初販売計画の1,000台を超える受注を得たため、2012年4月26日に1,000台の追加生産を行うことを発表した<ref>[http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/201204/120426a.html 「マツダ RX-8」の最後の特別仕様車「SPIRIT R」を追加生産] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2012年4月26日</ref>。
;[[2012年]][[6月22日]]
:生産終了<ref name
;[[2013年]][[4月11日]]
:公式サイトが削除された。
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 補足 ===
<references group
=== 出典 ===
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