「ミリメートル」の版間の差分

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MMが誤りである根拠。
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'''ミリメートル'''(記号'''mm''')は、[[国際単位系]]の[[長さの単位]]で、1/1000[[メートル]](m)。日本の漢字(国字)では「粍」と表記する。「mm」の、前の「m」([[ミリ]])は、1000分の1を表す[[SI接頭辞]]であり、後の「m」は、[[メートル]]の単位記号である。したがって、2つの m は[[小文字]]で表記しなければならない
 
* 1 mm = 0.001 [[m]] = 0.1 [[cm]] = 1000 [[µm]]([[マイクロメートル]])
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[[マイクロメートル]] ≪ '''ミリメートル''' < [[センチメートル]]
 
=== 単位記号 ===
「mm」の、前の「m」([[ミリ]])は、1000分の1を表す[[SI接頭辞]]であり<ref>[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8c%76%97%ca%92%50%88%ca%8b%4b%91%a5&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H04F03801000080&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 計量単位規則] 別表第三(第2条関係)、接頭語ミリの欄、立体の「m」となっている。
</ref>、後の「m」は、[[メートル]]の単位記号である<ref>[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8c%76%97%ca%92%50%88%ca%8b%4b%91%a5&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H04F03801000080&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 計量単位規則] 別表第二(第2条関係)、長さの欄、記号は立体の「m」となっている。</ref>。したがって、2つの m は[[小文字]]、立体で表記しなければならない。
 
ときに、「MM」と[[大文字]]で書くことがあるが、これは誤りである<ref>[https://www.nmij.jp/public/pamphlet/si/SI1512.pdf] 国際単位系(SI)は世界共通のルールです(PDF) 3ページ目の右下の「誤りやすい単位記号の例」として"30 M"(正しくは→30 m)が示されている。</ref><ref>以下はキロを「K」と表記することについての注意であるが、ミリを「M」とすること、及びメートルを「M」とすることにも適用される。[http://www.meti.go.jp/topic/data/e90930aj.html] 「計量単位のSI化に係るQ &amp; A(SI単位等普及推進委員会 通商産業省 計量行政室)、 Q5: 接頭語のキロに大文字のKを使用することは可能か。  A5: SIのルールでは、大文字のKは温度の計量単位であるケルビン(K)を表す記号ですので、誤解を生む要因となります。したがって、正しく小文字のkを使用すべきです。特に、欧州やISOなどでは、記号も含めて整合性を求められますので、正しい記号を使用することをお薦めします。
 なお、計量法は、計量単位記号については、標準となるべきものを定めていますので、大文字のKを用いることに罰則が伴うものではありません。」
ときに、「MM」と[[大文字]]で書くことがあるが、これは誤りであるとされている</ref>。[[単位]]記号の「M」は[[メガ]]と[[メガメートル|混同される]]こともあるとされるが、単体でありその可能性は著しく低い。日本では、1980年ごろまで、「m/m」と書かれることもあったが、これ誤りであるとする説もある。
 
日本の漢字(国字)では「粍」と表記することがあるが、[[計量法]]では使用することはできない。
 
=== 使用 ===
[[製図]]における[[寸法]]は、たとえ100mmや1000mmを超えるような大きな長さ([[ダム]]などの場合)であっても、ミリメートルで表記するのが普通である。また、ミリメートルは[[降水量]]の単位としても用いる。
 
== 出典 ==
ときに、「MM」と[[大文字]]で書くことがあるが、これは誤りであるとされている。[[単位]]記号の「M」は[[メガ]]と[[メガメートル|混同される]]こともあるとされるが、単体でありその可能性は著しく低い。日本では、1980年ごろまで、「m/m」と書かれることもあったが、これを誤りであるとする説もある。
<references />
 
==関連項目==