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広瀬兵庫助康親家の末裔は現代に至るまで、岐阜県・愛知県・滋賀県をはじめとする全国各地で[[真宗大谷派]](東本願寺)の寺院の建立・開基に尽力してきたとされている<ref>http://ameblo.jp/pvhu3515/</ref>。豊臣秀吉の命で、秀吉の家紋である「[[五三桐]]」を伝承した子孫もいると伝えられる。
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== 広瀬郷左衛門景房家(山梨・甲州) ==
{{日本の氏族
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景房は、甲斐石和の[[郷士]]で、最初は武田信玄に仕え、[[板垣信方]]や[[山県昌景]]らの部隊に配属された。信玄時代の初期から仕えた剛勇の士で、信玄から「軽薄なる事なき勇士なり」と言わしめた。[[天正]]10年([[1582年]])3月の[[織田信長]]の[[甲州征伐]]で[[甲斐国|甲斐]][[武田氏|武田家]]が滅亡すると[[徳川家康]]に召しだされ、[[井伊直政]]の部隊に配属された。江戸時代は、彦根藩士となった。同藩に広瀬清兵衛家<ref name=":1">彦根藩史料叢書 侍中由緒帳 巻3</ref>、広瀬茂兵衛家<ref>彦根藩史料叢書 侍中由緒帳 巻14</ref>、広瀬助之進家<ref>彦根藩史料叢書 侍中由緒帳 巻7</ref>がいた。家康からもその剛勇を認められ、井伊の赤備えにおいて広瀬と三科のみは旗指物は赤でなくとも良いと許され、白にした広瀬は赤備えの中で一際目立ったと伝わる。また、常に徳川軍の先鋒として最前線に出る直政に無理をするなと自重を促したと伝わる。[[小牧・長久手の戦い]]や[[小田原征伐]]に従軍。1500石を知行する。[[関ヶ原の戦い]]では[[上野国|上野]][[高崎城]]の留守居役を務めた。慶長14年(1609年)に徳川家康が名古屋に居城を築城をすること決める際に、甲州士美濃守だった景房は、「ふけ田(深田)に堀を深くほり候へば、水なかへ抜け、田干あがるもの也」と言ったことにより名古屋城の場所を決定することとなり、翌年の慶長15年(1610年)2月27日より名古屋城の築城は開始されたとされる<ref>披沙揀金 : 徳川家康公逸話集</ref>。のちに養子の将義に[[家督]]を譲り、隠居料300石を与えられた<ref name=":1" />。
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== 広瀬将監正直家(大分・日田) ==
{{日本の氏族
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現代の広瀬十郎兵衛家については、1891年の[[濃尾大震災]]で本巣郡において多大な被害を受けた歴史を持ち、1900年前後には広瀬十郎兵衛家及び親類たちは日本全国各地へ移住する動きがあった。[[明治時代]]から[[大正時代]]にかけての広瀬十郎兵衛家の家筋当主を広瀬十郎兵衛義重といい、その後、愛知県名古屋市へ移り住んだとされる。名古屋市西区・中村区では、広瀬十郎兵衛家の親類に広瀬治三郎がおり、その末裔に広瀬秀義などがいるとされる。広瀬兵庫助康親家の末裔と同じく、[[豊臣秀吉]]の命で、秀吉の家紋である「[[五三桐]]」を伝承した子孫もいると伝えられる。
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== 広瀬左将監利治家(岐阜・飛騨高山) ==
{{日本の氏族
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1200年代後半に[[飛騨国]][[吉城郡]]広瀬郷(現在の[[岐阜県]][[高山市]][[国府町]])を中心に勢力をあげていた武将と伝えられている。南朝方についていたとされ、それを理由に1379年に[[足利義満|源(足利)義満]]は、利治の祖先である広瀬之宗から[[飛騨国]]広瀬郷の領地を没収した。その後は、1389年から1390年に起きた美濃の乱([[土岐康行の乱]])で、広瀬宗勝が[[佐々木高秀|佐々木(京極)高秀]]に味方し、軍功をあげたことにより再び広瀬郷は広瀬氏のものとなった。その後、広瀬左将監利治が高崎城を築城し、さらに飛騨国広瀬城に移ったとされる。[[川中島の戦い]]の際には、広瀬山城守宗域は[[武田信玄]]に味方したと言われており、上記の広瀬郷左衛門景房と接点があったと考えられる。
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== 出典 ==
{{DEFAULTSORT:ひろせし}}