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'''法堂'''(はっとう)とは、[[仏教]][[寺院]]において、[[僧侶]]が仏教を講義する建物のことである。「法堂」は主に禅宗寺院で用いられ、そのほかの宗派では'''[[講堂]]'''(こうどう)と呼ばれることが多い。
 
法堂の成立は[[インド]]ではなく、[[中国]]であり、仏教が[[貴族]]階級に浸透し始めた[[南北朝時代 (中国)|南北朝時代]]には既に成立していたものと思われる。
 
[[仏舎利]]を祀る[[塔]]、[[仏像]]を祀る[[仏殿]]([[金堂]])とともに、伽藍を構成する最重要の建物であり、[[日本]]においてのその位置関係は、時代によってそれぞれ異なるが、仏殿の次の重要な建物として位置づけられるようになり、大抵は寺院の中心に設置されている。
 
[[住職]]や講義僧がここで[[経典]]の講読や説法を[[信者]]や他の僧侶に向けて行い、特に[[禅宗]]では、ここで法席に昇って説法することを「上堂説法」とい、そこで話された内容を上堂語とって、『[[臨済録]]』などの[[語録]]に収録されている。
 
なお、現在学校などにある'''講堂'''は体育館などと兼用となっていることが多い。また、大学などで通常の授業を行う建物の一部に部屋として設置されている場合は、講義室・大教室などと呼ばれることがある。
 
== 関連項目 ==
* [[講]]
* [[安田講堂]]
 
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