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[[ビル・クリントン]]政権が、GPALS計画を破棄し、代わって打ち出したのが'''TMD'''(Theater Missile Defense/戦域ミサイル防衛)である。これは、GPALSで予定されていた宇宙配備の迎撃システムを構築するためには[[弾道弾迎撃ミサイル制限条約|ABM条約]]を破棄せねばならず、これを嫌ったためとされている。TMDでは地上配備型の迎撃ミサイルが迎撃の中心となっている。
 
その後、再び[[アメリカ合衆国本土]]を狙うことができる長射程の弾道ミサイルに対する懸念が高まった。具体的には、[[イラン]]の[[シャハブ3 (ミサイル)|シャハブ3]]や、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の[[テポドン1号|テポドン1]]などである。これらは射程が1,000km前後であるものの、将来的には米本土に対する脅威になりえると見られていたからである。この脅威に対抗するために始められたのが'''NMD'''(National Missile Defence/米本土ミサイル防衛・国家ミサイル防衛)である。
 
=== 現代のミサイル防衛 ===