「米艦コール襲撃事件」の版間の差分
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[[ファイル:INTEL-COGNITIVE-Cole.jpg|thumb|300px|コールの損傷部分]]
'''米艦コール襲撃事件'''(べいかんコールしゅうげきじけん)は、[[2000年]][[10月12日]]に発生した、国際[[テロリズム|テロ]]組織[[アルカーイダ]]による[[アメリカ海軍]]所属の[[アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦]]「'''[[コール (ミサイル駆逐艦)|コール]]'''」(USS '''Cole''', DDG-67)に対する[[自爆]]攻撃である。
== 概要 ==
[[image:MV Blue Marlin carrying USS Cole.jpg|thumb|300px|コールを運搬中の[[重量物運搬船]]「ブルー・マーリン」]]
[[2000年]][[10月12日]]、[[ミサイル駆逐艦]]「[[コール (ミサイル駆逐艦)|コール]]」([[船長|艦長]]、カーク・リッポルド[[中佐
自爆攻撃は2名の[[テロリズム|テロリスト]]、イブラヒム・アル=サウアとアブドラ・アル=ミサワによって行われた。彼らは、[[ウサーマ・ビン・ラーディン|オサマ・ビンラディン]]の率いるテロ組織、[[アルカーイダ]]のメンバーであった。アルカーイダは同年[[1月3日]]に同じアデン港で[[ミサイル駆逐艦]]「[[ザ・サリヴァンズ (ミサイル駆逐艦)|ザ・サリヴァンズ]]」を同様の自爆攻撃で[[撃沈]]する予定であったが、ボートに搭載した[[火薬|爆薬]]の量が多すぎて失敗していた。そのため、[[マレーシア]]の[[クアラルンプール]]で[[1月5日]]から極秘裏に行われたアルカーイダの最高首脳会議で改めて計画が策定された。
攻撃は、[[ガラス繊維]][[繊維強化プラスチック|強化プラスチック]]製の小型ボートを用い、被害の規模から算定されたところでは約180kgから320kgの爆薬を搭載しており、爆薬は[[成形炸薬]]として加工されていたと推定されている<ref>{{cite news| url= http://transcripts.cnn.com/TRANSCRIPTS/0010/18/bp.00.html | work=CNN | accessdate=21 Aug 2017 | title=Burden of Proof}}</ref>
この自爆攻撃により17名の水兵が死亡し、39名が爆風で負傷した。負傷者は[[ドイツ]]の[[:en:Ramstein Air Base|ラムシュタイン空軍基地]]にある[[:en:Landstuhl Regional Medical Center|ラントシュトゥール戦域医療センター(LRMC)]]に搬送され、その後本国へ帰還した。
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== 事件の影響 ==
「[[コール (ミサイル駆逐艦)|コール]]」は、[[イージスシステム]]を搭載した[[ミサイル駆逐艦]]([[イージス艦]])であったが、[[自爆]]用小型[[ボート]]などの民間擬装船は、優れた[[レーダー]]を持つ大型艦にも接近攻撃が可能である事が認識され、沿海域戦闘においては
この様な偽装小型ボートに対しての回避性は、高額大型な[[軍艦|艦艇]]よりも小型艦が有利である事も認められ、小型かつ低コストで量産可能な「
{{main|沿海域戦闘艦}}
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