「サンマ」の版間の差分

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=== 各国語名 ===
[[和名]]「サンマ」の由来については、2つの有力な説がある。「サ(狭、意:狭い、細い〉」に起源があるとして「細長い魚」を意する古称「サマナ(狭真魚」が「サマ」 - 「サンマ」と変化したとする説が一つ、大群をなして泳ぐ習性を持つことから「大きな群れ」を意する「サワ(沢)」と「魚」を意する「マ」からなる「サワンマ」が語源となったという説が一つである。
 
サンマは古くは「サイラ(佐伊羅魚)」「サマナ(狭真魚〉」「サンマ(青串魚)」などと読み書きされており、また、[[明治]]の文豪・[[夏目漱石]]は、[[1906年]](明治39年)発表の『[[吾輩は猫である]]』の中でサンマを「三馬(サンマ)」と記している。これらに対して「'''秋刀魚'''」という[[漢字]]表記の登場は遅く、[[大正]]時代まで待たねばならない。現代では使用されるほとんど唯一の漢字表記となっている「秋刀魚」の由来は、秋に[[旬]]を迎えよく獲れることと、細い柳葉形で銀色に輝くその魚体が[[刀]]を連想させることにあり、「'''秋に獲れる刀のような形をした魚'''」との含意があると考えられている。[[1922年]](大正10年)の[[佐藤春夫]]の詩『秋刀魚の歌』で、広くこの漢字が知れわたるようになった<ref>[http://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/contents/contents/0051/ テレビ朝日・食彩の王国第50回]</ref>。ただし、迪宮裕仁親王(後の[[昭和天皇]])の幼少期のエピソードから、「秋刀魚」の表記は明治後期に流布していたとみなすこともできる。生後間もなく[[川村純義]][[海軍]][[中将]]の元に里子に出されていた親王は、川村邸では「アキガタナ」と呼ばれていたサンマを好んだという。現在{{いつ|date=2014年10月}}では[[日本語]]のほか、[[中国語]]でも同じ漢字で記して「qiūdāoyú<!-- ?(シゥタオユ)? -->」と読まれている。