「ROCK AND ROLL HERO」の版間の差分

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#:アルバムリリース後の全国ツアー『けいすけさん、色々と大変ねぇ。』で1曲目として歌われた。アルバム中でも最初に作られた曲であり、レコーディングの開始時からライブの1曲目で歌うことを見据えて制作された曲で、「僕のステージを見て頂戴」「僕のブルースを聞いて頂戴」という歌詞に現れている。桑田はこの曲について、「メッセージソングとはちょっと違っていて、歌で何かを変えてやろうではなく、大衆の声として。世の中の欺瞞や矛盾を皮肉ってみせる、というか」「感覚としては[[クレイジー・キャッツ]]の『[[おとなの漫画]]』に近い」「風刺というよりは酔っぱらいの愚痴みたいになっていたりもするんだけど、自分で言うのもナンだが、この曲は歌も演奏も素晴らしい」と語っている。
# '''ROCK AND ROLL HERO'''<br />(作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:[[トミー・スナイダー|Tommy Snyder]]/編曲:桑田佳祐 & THE BALDING COMPANY/管編曲:[[山本拓夫]])
#:自身出演の[[コカ・コーラ]]「No Reason」CMソング・キャンペーンCMソング。
#:当時世の中に流れていたニュースに刺激され作られた楽曲で<ref>サザンオールスターズ会報 代官山通信 vol.137 12ページより</ref>、歌詞は、主に[[日米関係史|日米関係]]についての風刺となっている。冒頭の歌詞である「[[アメリカ合衆国|米国 (アメリカ)]]は僕のHero」とは憧れではなく自虐的な皮肉を込めている。また、「『No』と言えぬまま米国に追従する日本の政治家がいるならば、彼らを選んだ我々国民も同罪」とも主張しており、そうした事も歌詞に反映されている。歌詞にも[[コカ・コーラ]]が登場するが、ここでは[[清涼飲料水]]ではなく[[麻薬|ドラッグ]]の隠語として使われている。桑田自身はこの曲を気に入っている。製作当初はもっと曲のテンポが遅かったという逸話が存在する。
#:なお、桑田は米国の存在や米国文化そのものを全否定しているわけではなく、[[ボブ・ディラン]]や[[ザ・ビーチ・ボーイズ]]に音楽的影響を受けていることを公言したり、2006年の[[Act Against AIDS]]のチャリティーライブのテーマをアメリカン・ミュージックにしたりしており、同ライブでは、この曲の歌詞で触れているような事柄に触れる演出もあった<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000028469 桑田佳祐、アメリカン・ミュージックが炸裂したAAAライヴ] BARKS</ref><ref>[https://www.sas-fan.net/mob/news/newsShw.php?site=SAS&ima=2342&cd=live_A000687&ct=EVENT Act Against AIDS 2006 桑田佳祐 「星条旗よ永遠なれ!?〜私のアメリカン・ヒーローズ」] sas-fan.net</ref>。また、[[東日本大震災]]に対して[[在日米軍]]が行った「[[トモダチ作戦]]」に感動した事を自身のラジオで述べる側面も見せている<ref>[[TOKYO FM]]「[[桑田佳祐のやさしい夜遊び]]」2012年7月7日放送分より</ref>。