「速度違反自動取締装置」の版間の差分

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; Hシステム
: 最も多く設置されている取締機。「電子画像撮影・伝送方式」と呼ばれ、撮影装置内部に写真フィルムを装填するものではなく、デジタルカメラで撮影したデジタルデータを、直ちに通信回線を通じて管理センターに伝送する。そのため従来型の欠点であった写真フィルム切れは無くなった。
: 導入初期に[[阪神高速道路]]に多く設置されたことから、阪神高速の頭文字 ('''H'''ANSHIN EXPRESSWAY) を取って呼ばれている。[[1992年]]に登場した2代目(高速走行抑止システム)は、[[CCDイメージセンサ|CCD]]カメラ、赤外線ストロボ、通称「[[半片|はんぺん]]」と呼ばれる、白くて四角いレーダードームが備えられている。
; LHシステム
: [[1994年]]から登場したもので、「ループコイル式Hシステム」という。Hシステムが速度計測にレーダーを使うのに対し、LHシステムは地中に埋められたループコイルを利用する。ループコイル式同様、撮影地点に白線が引かれていることが多い。カメラ筐体部の仕様はHシステムとほぼ同じだが、レーダーを備えていないため、[[自動車ナンバー自動読取装置|Nシステム]]と見分けがつきにくい。名称の「L」はループコイルの頭文字('''L'''OOP COIL)から。
; 光電管式
: ループコイルの代わりに光源と[[光電管]]を設置し(または光源と光電管を隣り合わせて設置、対向に反射板を設置し)、車両が通過する時間で速度を測定する方式。レンズの汚れに光学センサーが弱いことと、複数車線での取締が困難であることから、常設型の道路設置での普及はしなかったが、臨時に速度違反を実施する持ち運び可能な可搬移動式では活躍している。
; 移動式
: [[パトロールカー]]([[覆面パトカー]]も含まれる。)に搭載しているものや、警察車両(ワゴン車が多い)に積載・搬送しどこにでも設置・撤去できるものを移動式と呼ぶことがある。取締には2人以上の警察官が乗っており、大半はレーダー式だが、警察車両に積載・搬送して設置するタイプに光電管式のものが増えつつある。レーダー式は電波法令上の[[無線標定移動局]]であり操作またはその監督に無線従事者を要する<ref name="h2mpt240"></ref>。最近は走行しながら反対車線の車両に対して、速度計測・撮影をするものも出始めている。
 
== 問題点 ==