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===判定基準===
「一本」は、[[講道館]]柔道試合審判規定(日本国内ルール)と[[国際柔道連盟]]試合審判規定(国際ルール)の両方にあるが、両規定による判定基準は少し異なる。
 
また「[[技あり]]」のポイントを二つ取った場合にも「一本勝ち」が宣告される(国際柔道連盟試合審判規定第21条)。'''「合わせ技一本」'''または'''「合わせて一本」'''などとも呼ばれる。この合わせ技一本は2017年から国際ルールでは廃止された。

かつては、相手に「指導3」(または「警告」)および自分に「技あり」が与えられると「総合勝ち」(同23条)が宣告され、「一本勝ち」と同等の扱いとされたが、「総合勝ち」による勝敗決定は既に廃止されている。
 
==== 講道館柔道試合審判規定(日本国内ルール) ====
*[[投げ技]]等において「技を掛けるか、相手の技をはずして、相当の勢い、あるいははずみで、だいたい仰向けに倒したとき」、または、先に「技あり」ポイントを持った状態で一本規定のどれか1つが欠けた、所謂いわゆる「技あり規定をクリアしたとき」
*抑え込みにおいて「30秒間抑え込んだとき」、または、先に「技あり」ポイントを持った状態で抑え込みにおいて「25秒間抑え込んだとき」
*[[絞め技]]、[[関節技]]、[[抑込技]]において「相手が発声または合図によって、『参った』を表明したとき」
*絞め技、関節技において「絞め技、関節技の効果が十分現れたとき」
**これは選手が落ちる、脱臼、骨折した場合が相当する。かつてはここまで至らなくても審判の判断で見込み一本がとることができたが男子は1966年から、女子は1995年から国際ルールに合わせる形で原則、見込み一本はとらなくなった。
 
==== 国際柔道連盟試合審判規定(国際ルール、第20条) ====
*投げ技等において「相手を制しながら相当な『強さ』と『速さ』をもって、『背中が大きく畳につくように』投げたとき」、又は、先に「技あり」ポイントを持った状態で一本規定のどれか1つが欠けた、所謂「技あり規定をクリアしたとき」
*抑え込みにおいて「25秒間抑え込んだとき」、又は、先に「技あり」ポイントを持った状態で抑え込みにおいて「20秒間抑え込んだとき」
*[[絞め技]][[関節技]]、[[抑込技]]において「相手が発声または合図によって、『参った』を表明したとき」
*絞め技、関節技の効果で選手に戦闘能力がなくなった場合
**かつては「絞め技、関節技の効果が十分現れたとき」だったがこれに変わり、落ちた場合は一本になるが脱臼、骨折の場合は審判が戦闘能力があるとみなせば試合続行となった
 
== 剣道の「一本」 ==