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激減以降、減少した漁獲を増加させるために人工孵化や稚魚放流も行われている<ref name="78_7"/>が、[[2002年]]から[[2011年]]間の10年間のニシンの平均水揚げ数量は4千tに留まり<ref name="katano"/>、根本的な解決に至っていない<ref name="suisan.76.252">大河内裕之、山根幸伸、長倉義智:[http://doi.org/10.2331/suisan.76.252 ニシン:種苗放流の考え方〜生態的知見を基礎とした資源増殖の試み〜] 日本水産学会誌 Vol.76 (2010) No.2 P252-253</ref>。それにもかかわらず、日本の魚介類の[[漁獲可能量|漁獲枠]]対象魚種には未だリストアップされていない<ref name="katano"/>。しかし、1990年代に[[石狩湾]]系群を対象として漁網の網目を大きくするなどの2年級未満を捕獲しない保護策や、稚魚放流が実施された結果、2003年から資源量が増加したとする報告がある<ref>[http://www.fishexp.hro.or.jp/cont/central/section/shigen/j12s220000000tvb.html 増えたニシンを管理する(石狩湾系ニシン)] 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構</ref>。
 
[[ノルウェー]]沿岸のニシン漁は、1970年から1990年の約20年間不漁が続いたが、資源管理を行ったところ漁獲量が復活したというデータがある<ref name="katano">[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2067 「魚はどこに消えた?」 急がれる資源管理 北海道から消えたニシンは何処にいった?]、片野歩([[マルハニチロ水産]])、[[月刊WEDGE|WEDGE]]・[[2012年]][[7月19日]]配信、同日閲覧</ref>。しかし、過去400年の間に50年から80年間の豊漁期間と、30年から60年間の不漁期間をくり返してきたとする研究もあり<ref name="agrmet.41.386"/>、漁獲量回復の原因が資源管理の成果であるのかは不明である。
 
== 利用 ==