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現在事実上流通している紙幣では[[シンガポール]]の10,000[[シンガポールドル|ドル]]（日本円で800,000円相当=[[2012年]][[10月11日]]現在）が実質的な価値として[[世界一の一覧|世界最高額]]の紙幣といわれている。また、流通する可能性のある紙幣としては、[[スウェーデン]]にも10,000[[スウェーデン・クローナ|クローナ]]（発行当時日本円で約650,000円相当）の高額紙幣があった。さらに、現在広く流通しているという意味では、500[[ユーロ]]紙幣（日本円で約60,000円相当）やスイスの1,000[[スイス・フラン|フラン]]紙幣（日本円で約110,000円相当）が高額紙幣の代表として挙げられる。これらの紙幣はシンガポールの10,000ドル紙幣のように、事実上一般人が手にすることのない紙幣と異なり、旅行者も普通に手に出来るものである。
[[2016年]][[11月8日]]午後8時、[[インド]]の[[ナレンドラ・モディ|モディ首相]]は「4時間後に500ルピーと1000ルピーを廃止する」ことを発表。翌日からは、金融機関に紙幣交換を求める人々が殺到し、市中が一時的に混乱した。2種類の高額紙幣廃止は、偽造紙幣の流通防止、所得隠しや脱税防止などを目的としたもので<ref>[http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/ronten/112200024/ 株安、ルピー安のインド経済に激震！？ インドの高額紙幣廃止問題とは] 日経BP（2016年12月7日）2017年9月3日閲覧</ref>、翌年、モディ首相は記者会見で紙幣廃止に触れ「銀行システムに決して戻らなかった3兆ルピー（約5兆2千億円）が紙幣廃止で戻ってきた」と自己評価した<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM15H76_V10C17A8FF1000/ インド首相「国境防衛は万全」 独立70年演説で中国をけん制] 日本経済新聞（2017年8月16日）2017年9月3日閲覧</ref>。
=== インフレ高額紙幣 ===
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