「アホウドリ」の版間の差分
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'''アホウドリ'''(信天翁<ref name="koj">『[[広辞苑]] 第5版』、岩波書店</ref><ref name="fn1"/><ref name="atejinoomoshirozatsugaku_p36"/>、阿房鳥<ref name="koj"/><ref name="atejinoomoshirozatsugaku_p36"/>、阿呆鳥<ref>『明鏡国語辞典』、大修館書店</ref><ref name="fn1">安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、[[山と渓谷|山と溪谷社]]、[[2008年]]、36-37頁。</ref><ref name="atejinoomoshirozatsugaku_p36">フリーランス雑学ライダーズ編『あて字のおもしろ雑学』 p.36 1988年 永岡書店</ref>、''Phoebastria albatrus'')は、[[ミズナギドリ目]][[アホウドリ科]][[アホウドリ属]]に分類される鳥類。信天翁の[[漢字]]を[[音読み]]にして、「しんてんおう」とも呼ばれる
== 分布 ==
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夏季は[[ベーリング海]]や[[アラスカ湾]]、[[アリューシャン列島]]周辺で暮らし、冬季になると繁殖のため日本近海への[[渡り]]をおこない南下する<ref name="fn3">加藤陸奥雄、沼田眞、渡辺景隆、畑正憲監修 『日本の天然記念物』、講談社、[[1995年]]、642-645頁。</ref><ref name="fn4">桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年、28-29頁。</ref>。[[鳥島_(八丈支庁)|鳥島]]と[[尖閣諸島]][[北小島]]、[[南小島]]でのみ繁殖が確認されていた<ref name="fn5">河野裕美 「アホウドリ」『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)-動物編-』、沖縄県文化環境部自然保護課 、[[2005年]]、61-62頁。</ref><ref name="fn7">高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、[[日本野鳥の会]]、[[2007年]]、66-67頁。</ref><ref name="fn8">真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、21頁。</ref>。
2011年と2012年、2014年には[[ミッドウェー環礁]]でも繁殖が確認された<ref>{{Cite web|url=http://www.
== 形態 ==
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{{絶滅危惧II類|ref=<ref name="deguchi"/>}}
鳥島で火山活動が活発化する兆しがあるため、[[小笠原諸島]]の[[聟島]]に繁殖地を移す計画が[[2006年]]から進められている。鳥島で産まれたアホウドリの雛の一部を聟島に運んで育てることで、聟島を新たな繁殖地として認識させるというもので、2012年12月時点では、2008年から2009年にかけて旅立った25羽のうちの12羽が帰島している。また、NHKのカメラによってつがいが産卵していたことも確認された<ref>{{Cite web | url=http://nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020121206004 | title=新繁殖地の島でアホウドリが初産卵 | publisher=[[ナショナルジオグラフィック]] 公式日本語サイト | accessdate=2015-08-01 | date=2012-12-06 | archiveurl=http://web.archive.org/web/20130318085454/http://nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020121206004 | archivedate=2013-03-13}}</ref>が、孵化はしておらず未受精卵だった
▲鳥島で火山活動が活発化する兆しがあるため、[[小笠原諸島]]の[[聟島]]に繁殖地を移す計画が[[2006年]]から進められている。鳥島で産まれたアホウドリの雛の一部を聟島に運んで育てることで、聟島を新たな繁殖地として認識させるというもので、2012年12月時点では、2008年から2009年にかけて旅立った25羽のうちの12羽が帰島している。また、NHKのカメラによってつがいが産卵していたことも確認された<ref>{{Cite web | url=http://nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020121206004 | title=新繁殖地の島でアホウドリが初産卵 | publisher=[[ナショナルジオグラフィック]] 公式日本語サイト | accessdate=2015-08-01 | date=2012-12-06 | archiveurl=http://web.archive.org/web/20130318085454/http://nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020121206004 | archivedate=2013-03-13}}</ref>が、孵化はしておらず未受精卵だった<ref>{{Cite web|url=http://www.yamashina.or.jp/hp/p_release/images/20130117_prelease.pdf|title=聟島のアホウドリの卵について(お知らせ)|format=pdf|publisher=山階鳥類研究所|date=2013-01-17|accessdate=2013-03-02}}</ref>([[聟島#アホウドリの繁殖地計画]]も参照)。その後、2015年2月に聟島の隣の[[媒島]]において、育てたアホウドリが繁殖していたことが確認されている<ref>{{Cite web|url=http://www.yamashina.or.jp/hp/p_release/images/20150326_prelease.pdf |format=pdf |title=小笠原諸島媒島でアホウドリの番を初確認 |publisher=山階鳥類研究所|date=2015-03-26|accessdate=2015-04-01}}</ref><ref>{{Cite web | title = NHKスペシャル|小笠原の海にはばたけ~アホウドリ移住計画~ | publisher = [[日本放送協会|NHK]] | accessdate = 2015-08-01 | url = http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0726/ }}{{リンク切れ|date=2015年11月}}</ref>。
== 参考文献 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}
== 関連項目 ==
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** [[アホウドリ属]]
*[[デコイNo22]]
*{{仮リンク|ウィズダム (アホウドリ)|en|Wisdom (albatross)|label=ウィズダム}}
== 外部リンク ==
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