「飛騨牛」の版間の差分

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=== 偽装事件 ===
[[2003年]](平成15年)に[[牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法|牛肉トレーサビリティ法]]が[[施行]]された。これにより、購入した牛肉の生産者は、岐阜県産牛の生産情報<ref>[http://web.archive.org/web/20040902121157/http://www2.pref.gifu.lg.jp/s11437/cowbell/index.htm 岐阜県産牛の生産情報](2004年9月2日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>で確認できるようになった。格付けについても、精肉店には証明書が発行され、主に消費者に供給されるパック詰めは、3等級、4等級、5等級のシールによって確認する事が出来るようになった<ref>[http://www.maff.go.jp/tokai/seisan/chikusan/c_hida.html 東海の銘柄畜産物>飛騨牛] 東海農政局</ref>。しかし、[[個体識別番号]]による格付けの[[情報公開]]については、「[[個人情報]]」として業界が消極的だった。すると、この情報非公開に目をつけた業者による等級シールの不正貼り付けなどの偽装事件が起きた。
 
[[2008年]](平成20年)[[6月]]、岐阜県[[養老町]]の食肉会社「丸明」が下位等級の飛騨牛を上位等級のシールで偽装したり、基準を満たさない牛肉を飛騨牛であると偽装する事件が発覚し<ref>2008年6月21日、中日新聞</ref>、[[ブランド]][[イメージ]]が低下した<ref>「飛騨牛店、客足遠のく」2008年6月25日、中日新聞</ref>。この会社創業者は丸明を一代で年商100億[[円 (通貨)|円]]の会社に育て上げ、飛騨牛のブランドを日本全国に知らしめた功労者として食肉業界でよく知られた人物だったが、[[内部告発]]によって飛騨牛の等級偽装のほか日付の改竄や杜撰な[[衛生]]管理、[[豚肉]]の[[産地偽装]]などが次々と露見し、社長を辞任した。翌[[2009年]](平成21年)3月、[[岐阜地方裁判所|岐阜地裁]]で[[懲役]]1年6か月、[[執行猶予]]4年の有罪判決を受けた<ref>[http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032401000215.html 「丸明」前社長に有罪判決 飛騨牛偽装、岐阜地裁] 47News、共同通信、2009年3月24日付、2015年2月16日確認。</ref>。この事件の発覚後、岐阜県では肉質等級を個体識別番号から検索できる[[ウェブサイト]]<ref>[http://www.hidagyu-gifu.jp/index.php 飛騨牛 肉質等級情報検索]</ref>が開設された。また、{{要出典範囲|date=2011年8月|精肉店などに対する[[DNA鑑定]]など抜き打ち検査を度々行っており信頼回復を図っている}}。