「芝刈り機」の版間の差分

芝生は草丈を短く刈り込むことを長期にわたって繰り返すことで、低い草丈の草地を安定的に維持することによって整備される。そのためには、草丈をごく短く刈りそろえる必要がある。芝刈り機はそのための装置で、普通は手押し車の形式で、その底面に回転する刃を備え、これが回転することで草の葉を切り取揃えるようになっている。手押し車を押して回れば草刈りができるものである。

家庭で使われる小型のものから、[[ゴルフ場]]や[[サッカー場]]などで使われる大型のものまである。また、[[軌道敷]]を芝生にしている[[鹿児島市交通局]]では、[[2010年]]（[[平成]]22年）以降[[鹿児島市交通局事業用車輌「芝刈り電車」 |芝刈り電車]]を運用している。

自動のものは[[電動機]]または[[エンジン]]で刃を回転させる機構を装備しており、エンジン式の場合、燃料は[[ガソリン]]（旧式の[[2ストローク機関|2ストロークエンジン]]は[[混合ガソリン]]）を使用する。小型のものは人が手で押して使用し、大型（乗用）のものは[[操縦席|運転台]]があり、人が乗って操作する。

* [[2014年4]]（平成26年）4月2日、[[本田技研工業|ホンダモーター]]ヨーロッパ・リミテッドは、自社のHF2620「改造した」芝刈機HF2620にて最高速度時速187.60km60 kmを記録。し、芝刈り機の[[乗り物に関する世界一の一覧#その他|世界記録となった。改造には[[ホンダ・VTR1000F]]のエンジンを搭載するなど大規模に手を加塗り替えたものであったが、（[[ギネス世界記録]]）。元々のモデル自体は、欧州ので生産・販売されている、庭園などでの利用を想定した[[排気量614cc]]614 ccのエンジンを搭載した大型乗用機種で、それに自社の[[ホンダ・VTR1000F|VTR1000F]]用エンジンと[[パドルシフト]]の6速トランスミッションを搭載するなど、大規模に手を加えたものである。[[英国ツーリングカー選手権]]（BTCC）にホンダ車で参戦している「チーム・ダイナミクス」が開発にあたり、芝刈り機としての速度記録への挑戦なおので、芝刈りを行う機能はも残されている<ref>[http://www.honda.co.jp/news/2014/c140402a.html Honda 芝刈機の世界最速ギネス記録を達成（ホンダ・プレスリリース）2014年4月2日]</ref>。