「田端運転所」の版間の差分

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* 95号機は、かつて尾久客車区に配置されていた欧風客車「[[スーパーエクスプレスレインボー]]」の専用機として専用塗装(車体はぼぼチェリーレッド一色で車体裾部に白色の帯がまかれ、車体側面ほぼ一面に白字の斜めブロック書体で「EF81」とレタリングされている)が施されている。
* 81号機はJR化後に塗装が「北斗星」色に変更(手すりなどに銀色の色差し塗装はされていた)となっていたが、2014年8月に[[秋田総合車両センター]]に臨時入場し、1985年に行われた[[つくば科学万博]]時に昭和天皇が行幸啓する際に運行されたお召し列車牽引時のローズピンク+銀帯に復元された(当時の整備施工記録を基に忠実に再現されている)<ref>[http://railf.jp/news/2014/08/29/180000.html EF81 81がローズピンクお召仕様で出場]</ref>。細部銀装飾(手すりの銀色塗色や車両側面を横断するシルバー帯等)や運転台前の点検用足場には国旗掲揚旗竿固定用穴を穿つ、お召列車編成([[皇室用客車|1号編成]])との連絡用専用電話接続栓(助士席下のスカート部に上記の写真でも金色の接続栓が確認できるものの非常に小さい)等の[[お召し列車]]牽引時対応の特殊装備が施工されている(現在もこれらの装備は確認することが可能である)。
* 133号機は「北斗星」塗装車としては唯一の耐寒耐雪仕様車(外観として顕著な部分は左右一体型ひさし付き)である。
* 81, 95, 133号機は他の「北斗星」機と共通の運用を組んでいたが、「カシオペア」塗装車(79, 92, 99号機)はEF510形500番台の投入によって旅客列車の運用を置き換えられるまでは旅客列車専用となっていた。
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* お召し列車牽引指定機として日立製作所に特別発注仕様(お召し列車牽引用特別装備搭載)車両として、番号指定で発注製造された61号機のみが保留車として配置されている。
*特別装備の1部として、当時生産開始された絶縁効果の高いネオピレン電線の使用、台車連結器左右に供奉車との連絡用電話栓の設置、運転席左右に格納式の停止位置表示板、車体を1周するステンレス帯の設置、連結器に開錠防止用の固定ピン、国旗掲揚台の設置、ステンレス製の握り棒の移設(ほかのEF58が製造台数記念として特別に装着されたものを移設、交換した車両については諸説あり)、電動圧縮機の増設、工具箱(予備部品)の常設、前後運転台の伝声管、助士席にも速度計の増設、ギズを発見しやすくするために各部分の磨きだし(普段はグリスで保護されている)など、同時に製造されたEF5860EF58 60号機以外にはない装備がある。
 
* 2008年の定期検査にて、台枠亀裂が発見されたため(EF58は車体ではなく台車の台枠で牽引力を伝える方式で、この亀裂は運用に関わる致命的な故障と判断される原因になる)自力走行は可能なものの、自車での列車牽引は不能状態と判断され、2008年6月20日<ref>[http://railf.jp/news/2008/06/21/163400.html 鉄道ファン 鉄道ニュース2008年6月21日]</ref>に自力走行にて、東京総合車両センターまで自力回送ののち保管されている。自走はできるものの、検査期間切れ保留車(自動車のナンバープレートと同様に車籍登録はあるものの検査がされてないため本線走行ができない状態 2017年4月現在)となっているが、JR東日本により永久保存すると報道発表され、2008年からは以前より東京総合車両センターに保管されている皇室用客車とともに東京総合車両センターの通称御料車庫に保存されている。東京総合車両センターの一般公開時にはほかの保管車両とともに展示されることもある。
 
* かつては89号機も当所に配置されていたが、ジョイフルトレインの相次ぐ廃車・電車化による運転機会の減少と老朽化により[[1999年]](平成11年)に廃車され、大宮総合車両センターに長期間保管されたのちに、2007年以降は[[鉄道博物館 (さいたま市)|鉄道博物館]]内に外観の整備を受けて展示されている。