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[[画像:Kokubunjicity-bunbus-20070210.jpg|thumb|250px|right|ぶんバス(東元町ルート)]]
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'''ぶんバス'''は、[[東京都]][[国分寺市]]が運営する[[コミュニティバス]]である。運行は、日吉町ルート、東元町ルート、本多ルート、万葉・けやきルートでは京王バス中央([[京王バス中央・府中営業所|府中営業所]]、運行開始当初は[[京王電鉄バス]])、西町ルートでは[[立川バス]]([[立川バス上水営業所|上水営業所]])、北町ルートでは[[武州交通興業]]に委託されている。
 
2003年に最初の日吉町ルートが開業し、2016年12月に新路線の万葉・けやきルートが運行開始。現在は3つの事業者により、6路線が運行されている。
== 概要 ==
 
* 2003年3月21日 - ぶんバスが日吉町ルートでの運転を開始する。
日吉町ルート、東元町ルート、本多ルート、万葉・けやきルートの4路線は、[[京王バス中央・府中営業所]](運行開始当時は[[京王電鉄バス]]府中営業所)が運行受託している。
* 2003年12月20日 - 新たに東元町ルートを新設する。
 
* 2007年3月21日 - 本多ルート新設。
西町ルートは[[立川バス]]([[立川バス上水営業所|上水営業所]])、北町ルートは[[武州交通興業]]が運行受託している。
* 2008年3月29日 - 西町ルート新設。
 
* 2014年1月31日 - 西町ルートの午前9時以降の便が光公民館へ路線延長。路線延長した時間帯は30分毎から35分毎に変更となり、1日の便数が27便から24便となる。
== 沿革 ==
* 2014年9月30日 - 国分寺駅北口の再開発事業の進捗により本多ルートの乗り場が移動。
* 2003年3月21日 - ぶんバス開業、日吉町ルート([[西国分寺駅]]循環)運行開始。京王電鉄バス(当時)府中営業所が運行受託。
* 2003年12月20日 - 東元町ルート([[国分寺駅]]南口循環)運行開始。
* 2007年3月21日 - 本多ルート(国分寺駅北口循環)運行開始。
* 2008年3月29日 - 西町ルート([[国立駅]]北口循環)運行開始。立川バス上水営業所が運行受託に参入。
* 2014年1月31日 - 西町ルートの午前9時以降の便が光公民館へ路線延長、同時にダイヤ改正<ref name=nishimachi>[http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/bus/1002315.html ぶんバス 西町ルート] 国分寺市公式Webサイト</ref>。路線延長した時間帯は30分毎から35分毎に変更となり、1日の便数が27便から24便となる。
* 2014年9月30日 - 国分寺駅北口[[都市再開発|再開発]]事業により、本多ルート乗り場が移動。
* 2014年12月22日 - 北町ルート試験運行開始。
* 2015年3月22日 - 北町ルート試験運行える
* 2015年7月30日 - 本多ルートに[[ノンステップバス]]([[日野・ポンチョ]])導入<ref name=nonstep>[http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/bus/1009760.html ぶんバスへのノンステップバス導入] 国分寺市公式Webサイト</ref>。
* 2015年7月31日 - 北町ルート本運行開始。武州交通興業による運行
* 2015年9月18日 - 本多ルートに続き、日吉町ルートにもノンステップバス導入<ref name=nonstep />。
* 2016年1月 - 北町ルート以外の路線で[[PASMO]]・[[Suica]]など[[交通系ICカード]]利用開始(北町ルート除く)<ref name=icstart>[http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/bus/1012042.html ぶんバスでの交通系ICカード(パスモ・スイカ等)利用開始]平成28(2016)年1月17日 国分寺市公式Webサイト</ref>。
* 2016年6月1日 - 国分寺駅北口再開発事業により、本多ルート乗り場が再度移動<ref>[http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/bus/1006966.html 国分寺駅北口再開発事業に伴うぶんバス乗り場移設のお知らせ(平成29年6月1日から)] 平成29(2017)年5月11日 国分寺市公式Webサイト</ref>。
* 2016年12月26日 - 万葉・けやきルート運行開始。これに合わせて新車ノンステップバス導入<ref name=mannyou>[http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/bus/1014893.html ぶんバス万葉・けやきルートについて]平成29(2017)年3月15日 国分寺市公式Webサイト</ref>。
 
== 運行内容 ==
同じ2003年に相次いで開業した、隣接する[[府中市]][[ちゅうバス]]・[[小金井市]][[CoCoバス]]と同様(いずれも[[京王バス中央・府中営業所]]が受託)、全線均一運賃を採用している。
 
一乗車につき大人・小児共通で100円(未就学児は無料)。前乗り後降り先払いで、運賃は乗車時に支払う。すべての路線で[[東京都シルバーパス]]の利用不可<ref name=gaiyou>[http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/bus/1002311.html 国分寺市地域バス「ぶんバス」]
国分寺市公式Webサイト</ref>。
 
専用回数券を発売しており、バス車内や運行事業者の営業所窓口で発売している(21枚綴り2,000円)。ぶんバスの路線であれば、発行事業者(京王バス中央・立川バス・武州交通興業)にかかわらず全路線で利用できる<ref name=gaiyou /><ref name=kaisuko>[http://www.keio-bus.com/bus/discount/kaisu.html 回数券(紙式)]京王バス公式Webサイト</ref>。
 
北町ルートを除く路線で[[PASMO]]・[[Suica]]等の交通系ICカードが利用できるが、利用可能な路線全てで[[PASMO#バス利用特典サービス|バス利用特典サービス]]は対象外である<ref name=gaiyou />。
 
[[定期乗車券|定期券]]、[[一日乗車券]]の設定はない。京王バスの金額式IC定期券「モットクパス」、紙式の京王バス全線一日フリー乗車券は利用できない<ref name=mottoku>[http://www.keio-bus.com/bus/teiki/ic/about.html モットクパス(IC定期券)について ご利用可能路線]京王バス公式Webサイト</ref><ref name=oneday>[http://www.keio-bus.com/bus/discount/oneday-free.html 全線一日フリー乗車券 適用路線]京王バス公式Webサイト</ref>。
 
== 現行路線 ==
=== 日吉町ルート ===
現在は6路線が運行されている。全線で均一運賃を採用しており、一乗車につき大人・小児共通で100円となっている(未就学児は無料)。運賃は乗車時に支払う。
* [[西国分寺駅]]→武蔵台三丁目→日吉町三丁目→福祉センター入口→戸倉2丁目東→うれしのの里→国分寺市役所→西国分寺駅北→泉町二丁目→西国分寺駅
** 2003年3月21日運行開始。
** 京王バス中央・府中営業所が運行(運行開始当初は京王電鉄バス)。
** JR西国分寺駅から、武蔵台、日吉町、戸倉、西恋ヶ窪地区を片方向循環する経路。
** 西国分寺駅8時30分発から20時発までの30分毎の運転となっている。
** 途中スクールゾーンの区間があるため、始発の時刻が遅い。この時間差を利用して、東元町ルートの7時台の増発が行われている。
<!--**1日あたりの輸送人員は約440人。※何年のデータ?毎年変わるのでは?-->
 
=== 東元町ルート ===
専用の回数券を発売しており、バス車内や運行事業者の営業所窓口で発売している(21枚綴り2,000円)。ぶんバスであれば発行元(京王バス中央・立川バス・武州交通興業)に関係なく全ての路線で利用できる。
* [[国分寺駅]]南口→東元町→新町三丁目→[[貫井南町]]四丁目→長谷戸橋→国分寺駅南口
** 2003年12月20日運行開始。
** 京王バス中央・府中営業所が運行。
** JR国分寺駅の南口から[[東京都道133号小川山府中線|国分寺街道]]の東元町を経由して、市境の[[小金井市]]貫井地区を片方向循環する経路。
** 距離は短いものの、住宅地と国分寺駅の高低差が大きく、自転車でのアクセスに難があるため利用者数は多い。
** 国分寺駅南口7時発から20時発まで運行され、国分寺駅発7時台の朝ラッシュ時は10分毎、通常時は20分毎の運行となっている。
<!--**1日あたりの輸送人員は約1260人。-->
 
=== 本多ルート ===
北町ルートを除く路線で[[PASMO]]・[[Suica]]等の交通系ICカードが利用できるが、利用可能な路線全てでバス利用特典サービスは対象外である。
* [[国分寺駅]]北口→本多八幡神社西→本多三丁目西→連雀通り北→商工会館→本町→国分寺駅北口
** 2007年3月21日運行開始。
** 京王バス中央・府中営業所が運行。
** 国分寺駅北口から、本多地区を片方向循環する経路。
** 国分寺駅駅北口商店街(本町停留所付近)が狭隘路のため、経路が8の字ループとなっている。
** 国分寺駅北口7時発から20時発までの30分毎の運行となっている。
<!--***1日あたりの輸送人員は約504人。-->
 
=== 西町ルート ===
また、全線で[[東京都シルバーパス]]の利用はできない。
* [[国立駅]]北口→ひかりプラザ→稲荷神社→(光公民館)→西町カエデ公園→上谷保→弁天通り→国立駅北口
* 日吉町ルート
** 2008年3月29日運行開始。
** [[西国分寺駅]]→武蔵台三丁目→日吉町三丁目→福祉センター入口→戸倉2丁目東→うれしのの里→国分寺市役所→西国分寺駅北→泉町二丁目→西国分寺駅
** 立川バス上水営業所が運行。
*** JR西国分寺駅から武蔵台、日吉町、戸倉、西恋ヶ窪地区を片方向循環する経路である。西国分寺駅8時30分発から20時発までの30分毎の運転となっている。
** 国立駅北口から、西町地区を片方向循環する経路。
*** 途中スクールゾーンの区間があるため、運行開始時刻が遅い。この時間差を利用して、東元町ルートの7時台の増発が行われている。
** 国立駅北口7時から8時30分発までは30分毎の運行で光公民館を経由しない。9時発から20時5分発までは35分毎の運行となっている。
***1日あたりの輸送人員は約440人。
<!--**1日あたりの輸送人員は約299人。-->
* 東元町ルート
 
** [[国分寺駅]]南口→東元町→新町三丁目→長谷戸橋→国分寺駅南口
=== 北町ルート ===
*** JR国分寺駅の南口から東元町や貫井地区を片方向循環する経路である。距離は短いものの、住宅地と国分寺駅の高低差が大きく自転車でのアクセスに難があるため利用者数は多い。
* [[国分寺市]]役所→北町地域センター→北町パンダ公園→北町地域センター→国分寺市役所
*** 国分寺駅南口7時発から20時発まで運行され、国分寺駅発7時台の朝ラッシュ時は10分毎、通常時は20分毎の運行となっている。
** 2015年7月31日本運行開始(試験運行期間2014年12月22日 - 2015年3月22日)。
***1日あたりの輸送人員は約1260人。
** 武州交通興業(本社営業所)が運行。
* 本多ルート
** 国分寺市役所から、北町地区を往復する経路。
** [[国分寺駅]]北口→本多八幡神社西→本多三丁目西→商工会館→国分寺駅北口
*** JR国分寺駅の北口から本多地区を片方向循環する経路である。国分寺駅北口7市役所発9から2017までの30分毎1時間に1本の運行となっている。
** ワンボックスカーで運行される。ぶんバス専用車両([[日産・NV350キャラバン|日産・キャラバン]])は[[車椅子]]で乗車できず、福祉車両の予備車([[トヨタ・ハイエース]])で対応するため、車椅子での利用は事前に運行事業者の武州交通興業へ電話連絡する必要がある<ref name=kitamachi>[http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/bus/1009759.html ぶんバス 北町ルート] 国分寺市公式Webサイト</ref>
***1日あたりの輸送人員は約504人。
<!--**1日あたりの輸送人員は約7人。-->
* 西町ルート
 
** [[国立駅]]北口→ひかりプラザ→稲荷神社→西町カエデ公園→上谷保→弁天通り→国立駅北口
=== 万葉・けやきルート ===
*** JR国立駅の北口から西町地区を片方向循環する経路である。国立駅北口7時から8時30分発までは30分毎の運行で光公民館を経由しない。9時発から20時5分発までは35分毎の運行となっている。
* 史跡[[武蔵国分寺跡]] - [[西国分寺駅]]東 - [[武蔵国分寺公園]]東 - [[国分寺駅]]西 - [[東恋ヶ窪]]三丁目
***1日あたりの輸送人員は約299人。
** 2016年12月26日運行開始。
* 北町ルート
** 京王バス中央・府中営業所が運行。
** 国分寺市役所→北町地域センター→北町パンダ公園→北町地域センター→国分寺市役所
** 国分寺駅・西国分寺駅と周辺地域を結ぶ経路。
*** 国分寺市役所から北町地区を往復する経路である。国分寺市役所発9時台から17時台まで1時間に1本の運行となっている。
** 他路線と違い循環ではなく完全な往復ルート(経路は一部異なる)。
***1日あたりの輸送人員は約7人。
** 国分寺駅西停留所は、国分寺駅南口の西寄り、ブロードアベニュー国分寺前にある。
* 万葉・けやきルート
** 経路の一部が日吉町ルートと重複する。
** 史跡[[武蔵国分寺跡]]~[[西国分寺駅]]東~[[武蔵国分寺公園]]東~[[国分寺駅]]西~東恋ヶ窪三丁目
*** 国分寺・西国分寺の両駅と周辺地域を結ぶ経路。一部日吉町ルートと重複する。他路線と違い循環ではなく完全な往復ルート(経路は一部異なる)。史跡武蔵国分寺跡発6時台から19時台まで1時間に1本の運行となっている。
*<!--**1日あたりの輸送人員は約201人。-->
 
== 車両 ==
車両のデザインは淡い黄色地にに緑の雑木を配し、カラフルな「ぶんバス」「KOKUBUNJI CITY」のロゴがあしらわれている。北町ルートまた一部の車両ついてワンボックスカー(、国分寺市の公式[[日産・NV350ゆるキャラバン|日産・キャラバン]])、ほか5路線は[[日野・リエぶんじほたるホ]]RX系または」が描かれている。[[日野・ポンチョバリアフリー]]促進のため、車両のノンステップ化が進められている<ref name=nonstep />
 
=== 京王バス中央 ===
[[京王バス中央・府中営業所]]の担当する、日吉町・東元町・本多ルートでは、[[日野・リエッセ]]RX系([[CNG自動車|CNG車]])または[[日野・ポンチョ]]が使用される。過去には専用車としてリエッセの[[ディーゼル車]]も在籍していた。2016年12月の万葉・けやきルート開業に合わせて、ポンチョが新たに新車導入された。
 
=== 立川バス ===
[[立川バス上水営業所]]の担当する西町ルートでは、専用車のリエッセ(CNG車)が使用される。車両故障や点検などの際には、立川バスカラーの[[エアロミディME]]が代用されることもある。
 
=== 武州交通興業 ===
武州交通興業の担当する北町ルートでは、ワンボックスカーで運行される。ぶんバス専用車は[[日産・NV350キャラバン|日産・キャラバン]](定員8名・車椅子非対応)、車椅子対応の予備車として[[トヨタ・ハイエース]](定員6名+車椅子1名)が使用される([[ぶんバス#北町ルート]]の項も参照)<ref name=kitamachi />。
 
== 関連項目 ==