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[[滋賀県]][[東近江市]]今代町の富士神社は、雷獣を祀るという全国でも珍しい神社であり、これには次のような謂れがある。かつてこの村は落雷が多かったが、通りがかりの山伏が、落雷が多いのは村に雷獣が住み着いているためと言い、雷獣を捕らえるために地元民に大きな網を作らせ、里外れの森に仕掛けた。すると黒雲が生じて雷が鳴り始め、どこからか赤黒い獣が網の上に現れたので、すかさず捕らえると、それはくちばしと鋭い爪を持つイヌのような獣だった。山伏は鉄杖で獣を叩き殺し、自分の役目は終わったと言って村を去った。以来、村に雷はなくなり、雷獣を捕らえた森には祠が設けられた。この祠は雷獣を封じた意味で封込(ふうじこめ)神社と呼ばれ、後に字が富士(ふじ)に改められたのだという<ref>{{Cite book|和書|author=[[村上健司]]|title=日本妖怪散歩|edition=|year=2008|publisher=[[角川書店]]|series=[[角川文庫]]|isbn=978-4-04-391001-4|pages=196-197}}</ref>。
 
==雷獣にちなんだ作品==
;小説
:*[[京極夏彦]]『かみなり』([[前巷説百物語]]に収録)
 
== 脚注 ==