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: 漆黒の衣裳を纏った男。真名は串刺し公と畏怖された[[ワラキア]]の領主'''[[ヴラド・ツェペシュ|ヴラド三世]]'''。当時最強の軍事力を誇っていたオスマン帝国の侵攻を幾たびも退けた護国の大英雄。ユグドミレニアの長であるダーニックによって召喚され、黒の陣営のリーダーとなる。魔術協会への宣戦布告として、ユグドミレニア討伐に派遣された魔術師50人を僅か30秒で全滅させる。信仰心に篤い人格者であり、一旦敵と見なした者には苛烈に対処するが、味方の見解や意見を尊重し、付き従うものには寛大な態度で接する。ダーニックからは「領王(ロード)」と呼ばれ、合流を果たしていないアサシンを除いて、黒のサーヴァント達も臣下のように従っている。聖杯への願いは「吸血鬼ドラキュラ」として汚された自身の名誉の復権。聖杯大戦の地がルーマニアであるため、知名度による恩恵で英雄としての側面が強調されている。
: 聖杯大戦の二ヶ月前に召喚され、固有スキル「護国の鬼将」によって自身の能力を高める領土を構築している。この固有スキルの効果と知名度補正により破格の戦闘能力を誇る。宝具は「護国の鬼将」によって領地化された大地から大量の杭を出現させ、敵を串刺しにする「'''極刑王(カズィクル・ベイ)'''」。ただし、ひとたびルーマニアから出てしまえば知名度と「護国の鬼将」による恩恵も失われて吸血鬼の側面のみが強調され、「極刑王」の破壊力も含めて戦闘能力が極端に下がってしまう。
: また、他の能力を捨てる代わりに多くの伝説に伝わる吸血鬼ドラキュラの姿に変貌するというもう一つの宝具「'''鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)'''」を有している<ref>これの使用で固有スキルや「極刑王」を失う代わりに全てのステータスが向上し、吸血鬼の強力な特性を身につけ。一方で日光や聖印に弱いという吸血鬼特有の弱点も抱えてしまう。</ref>。彼自身はこれをひどく忌み嫌い、絶対に使用しないと公言していたが、令呪によって強制的に発動させられてしまう。約束を違えたダーニックに激昂したランサーは彼を殺害。しかし、死に際の令呪と魔術でダーニックの人格を魂に刻みこまれ、その妄執に縛られ怪物と化した。伝説通りの圧倒的な戦闘力を発揮し他のサーヴァントたちを相手取るも、吸血鬼としての弱点を突かれ、シロウの洗礼詠唱を受けて消滅した
: 赤の陣営との決戦のさなか、空中庭園に奪われた大聖杯を取り返すために赤のランサーと対峙するが、知名度とスキルの恩恵を失ったことで追い詰められ、追って来たダーニックの令呪によって強制的に「鮮血の伝承」を発動させられてしまう。約束を違えたダーニックを殺害するが、死の間際の2画目の令呪で自決も封じられた上に最後の令呪とダーニックの禁術で「聖杯を求める怪物」と化してしまう。宝具、令呪、禁術の影響でサーヴァントでなくなったために槍と「極刑王」を失うが、心臓を赤のランサーの槍で破壊されても死なない上に蝙蝠や犬への変身能力、霧に変化する身体、更に赤のライダーをも圧倒する戦闘力とその守りをも貫通して眷属とする吸血能力を得た怪物となる。
: ダーニックの妄執と吸血鬼の眷属を増やす本能が入り交じった上にダーニックとヴラド三世の人格も混在して精神も破綻、居合わせた全てのサーヴァントから排除の対象とされるが、それら全てを振り切って大聖杯に迫る。しかし、待ち伏せていたシロウによって浄化され、灰となり完全に消滅した。
:; 『Fate/Grand Order』
:: バーサーカーのサーヴァントとして登場。