「強殖装甲ガイバー」の版間の差分

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; 深町晶(ふかまち しょう)(M:[[水島裕 (声優)|水島裕]] O:[[草尾毅]] T:[[野島健児 (声優)|野島健児]])
: 主人公。ガイバーI、ガイバー・ギガンティックに殖装する。平凡な高校生だったが、「ユニット」と接触しガイバーとなったことで人生を大きく狂わされてしまう。
: 当初は殖装者である事に苦悩していたが、運命に翻弄されながらも多くの人達に支えられ、いつしか「“人間の尊厳”を守る戦い」を受け継ぐ決意をする。かつての秘密結社としての行い、そして世界制圧後にも「調製処置に関する事実(遺伝子レベルでの支配)」を隠して活動するクロノスに対してはそれを正すべきだと考えている。だが、かつて閲覧した「降臨者の記録」から遠くない将来、地球に訪れる問題に対処できる統治機関として必要であると考えている。
: クロノスとの戦いは熾烈であり、ガイバーの制御装置(コントロールメタル)を奪われた際やアルカンフェルとの戦いでは肉体を失っており、普通であれば死亡しているはずがその度にコントロールメタル強殖装甲システムにより再生されて“復活”を遂げている。
: 戦闘に際しては柔軟かつ大胆な機転や発想を見せる事がしばしばあり、幾度の危難を乗り越え、一流の戦士として成長を遂げており、その冷静沈着さと意志の強さでは目を見張るものを備えつつある。また「一般人を犠牲にしない」という信念を貫く姿勢は、クルメグニク配下のブランカイ三兄弟がガイバー・ギガンティックに偽装して市街地で破壊活動を行った際に即「あの深町晶がか?」と疑問視されるなど、クロノス側からも一目置かれている。
: 殖装への掛け声は「ガイバー」。巨人殖装への掛け声は「ガイバー・ギガンティック」。
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: [[#2005年「テレビアニメ」|TVアニメ版]]ではガイバーIはメガスマッシャーを発射することなく、強殖細胞に“喰われた”リスカーは日本支部施設の崩壊に巻き込まれて絶命した。また同作では、原作漫画や他のアニメではなかった殖装への掛け声として「適合(アダプト)」と発声している。
: 少年時より血気盛んでもあり、自身の将来においても親の名(北米支部ニューヨーク支局長)を引き継ぐ程度では満足できずに反発していた。義母であるアストリッドが父親の後添いに入った時にリスカーは13歳と思春期に差し掛かった時期であり、彼自身も複雑な思いを抱いていた。義妹であるヴァルキュリアには義兄としても愛情を注いでいたが、ある日父との衝突の流れで彼女の母を侮辱する言葉を吐いてしまい、それをヴァルキュリアに聞かれてしまったことから距離を取っていた。
; ヴァルキュリア(M:[[戸田恵子]])
: [[1986年]]公開の[[#1986年「劇場公開版アニメ」|劇場版アニメ]]のみに登場するガイバーIIの殖装者である女性。クロノス日本支部に派遣された監察官であり、オズワルド・A・リスカーに相当する役柄であるが、同作では原作からキャラクターが変更されている。碧眼で、ややクセのある赤い髪はロング。近年になって原作にもフィードバックキャラクター「'''ヴァルキュリア・F・リスカー'''」が登場している([[#その他の登場人物]]参照)。
; 巻島玄蔵(まきしま げんぞう)(M,O:[[筈見純]] T:[[緒方賢一]])
: マックス製薬社長でクロノス日本支部(旧日本支部)長だったが、「ユニット」を巡る度重なる失敗の責任を問われ、対ガイバー用試作獣化兵エンザイムに調製されてしまう。ガイバーIの制御装置(コントロールメタル)を抉り出すも、ガイバーIが成り果てた強殖生物である個体を始末するためリヒャルト・ギュオーの思念波による命令で自壊して果てた。
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: 400年以上前、新大陸([[アメリカ]])を目指す航海の途中遭難し、大西洋に浮かぶ孤島・シラー島に漂着。そこで眠り続けていたアルカンフェルと出会い、半ば本能的に臣従を誓う。クロノス最古参の幹部であり、アルカンフェルの命により組織の基を築き上げた。降臨者の遺跡から得たデータと生来の高い知性、長年蓄えた豊富な知識を持ち、調製技術に関しては最高権威者。「怪物頭脳」と呼ばれることもある。ギュオーなど大半の獣神将の調製を行った。
: 外見は、禿頭で白い髭を長く伸ばした老人であり、獣神将の特徴であるゾア・クリスタルが額に大きく露出している。思念波の強さと透視能力は十二神将中で最大といわれており、戦闘能力も有しているようだが攻撃する様子や戦闘形態はいまだ見せていない<ref group="A">第123話にて、アリゾナ・クロノス本部基地への二度目のギガンティック・ダーク侵攻の迎撃の際、戦闘形態を見せようとしたが、獣神将ワフェルダノスに「その力は元来アルカンフェルを守るもの」との旨を言われ止められている(『強殖装甲ガイバー』第20巻P.84)。</ref>。
: 魅奈神山・遺跡基地にてクロノス十二神将の一人として登場。ガイバーI・深町晶の父・深町史雄をエンザイムIIに調製し対させるなど、非情な作戦を立案、実行した。また、アプトムの再調製を手がけ晶たちを偵察する任務に付かせていたが、結果クロノスに仇なす「戦闘生物」を誕生させる事態を生んでしまっている。その実、謀反を企んでいたギュオーを監視する目的を持っていた。
: アルカンフェルが「休眠期」に入る体であること、その寝所がシラー島・「眠りの神殿」であることを最初に知っていた人物である。イマカラムの十二神将列席により、神将メンバーたちのアルカンフェルへの信頼が揺らぎ始めたため、バルカスはシン、およびプルクシュタールにそのことを打ち明けた。
: アリゾナ・クロノス本部基地を預かり、二度に及ぶギガンティック・ダークの侵攻を迎え撃っている。一度目は施設に甚大な被害をこうむるも基地は存えたが、二度目は迎撃した二人の神将メンバーが殉死、本部基地が自爆したうえに自身も重傷を負った。3ヵ月後回復し、報告のため赴いたシラー島にて拝謁したアルカンフェルは「休眠期」でありながらも目覚めて、自責するバルカスは諌められる。十二神将からの欠員や造反の発生、難敵ガイバー・ギガンティックのXD化、アポルオンやガイバーII Fの出現など問題の山積するクロノスの行く先、そして地球の命運を懸念している。ガイバーIII・巻島顎人との確執に拘りを持ちつつもシンから進言された「ガイバーとの一時休戦」に同意する。
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: ガイバーIII、ギガンティック・ダークに殖装する。クロノス日本支部(旧日本支部)長・巻島玄蔵の養子で、高校では生徒会会長。自分や実の親の人生を力ずくで捻じ曲げられたため、どんな手段を用いても絶対的な“力”を手に入れようとする。知略に長け、常人離れした戦闘センスとカリスマ性を持つ。
: 当初はガイバーIIIとして正体を明かすことなく暗躍した。ガイバーI・深町晶を反クロノスの立場で支援するも、目的はクロノスをも打倒して世界の覇者となることであり、その野心の暗示として「[[クロノス]]」を倒すもの「[[ゼウス]]」とリヒャルト・ギュオーを前にして名乗った。しかし魅奈神山・遺跡基地にて、そこに拉致された瀬川兄妹、深町史雄の救出の際、正体を明るみに出す。以後晶たちと共に遺跡基地崩壊までを戦う。
: 遺跡基地崩壊時に顎人はガイバーI・晶の意思に応じた遺跡宇宙船の力によりアメリカに転移([[ワープ]])し、クロノスが世界制圧を成し遂げた頃には反クロノスのレジスタンス「ゼウスの雷(いかづち)」を組織していた。その後、晶の入った「蛹」を追い、その日本へのワープに乗じて帰還。ガイバー・ギガンティックとして目覚めた晶と共に再び戦列に加わるが、速水から「損種実験体への調製に関するデータ」を得たのを最後に晶たちとは袂を分かった。尾沼志津を連れてアメリカへと赴き、「ゼウスの雷」のリーダーとして活動を再開する。
: 元々晶たちに仲間意識を持っておらず、仲間を演じながらも自らの野望のため常に利用することを考えていた。リベルタス軍団を生み出すためのデータと巨人殖装のコントロールを手に入れたことから晶たちの利用価値が無くなったと判断し、これを切り捨てる。だが、「ゼウスの雷」の軍勢を率いたクロノスアリゾナ本部基地襲撃のおりに、日本で獣神将カブラールと戦う晶が巨人殖装の主導権を取り戻した。そのため逆に巨人殖装を奪い返されてしまうも、そこでもう一つの遺跡宇宙船の航行制御球を手に入れることに辛くも成功していた彼は、ギガンティック・ダークへの巨人殖装を自ら再構築していた。
: 忽然と東京に現れ、小田桐邸を訪れて晶に決着をつけることを申し入れた結果引き起こされたガイバーIとの戦いは巨人殖装同士の戦いへと発展する。しかし、ギガンティックXDの前にはその力及ばず、顎人は戦いへの諦念を示した。
: その真意には、遺跡宇宙船の航行制御球を使用して敢行した「ダイヴ(降臨者の記録の閲覧)」からの“何か”が影響している様子であり、晶とも一応和解している(上記の戦いが決着した際にもデュアル・コントロール・メタルを通じて何らかのデータ交換を行っている)。アメリカへの帰還後、与平や速水たちだけではなく、戦死したリベルタスの墓を作るなど心境の変化が見てとれる。
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: 外見のモデルは[[テラ戦士ΨBOY]]のゴールデン・フレイム{{要出典|date=2016年7月}}。
; ヴァルキュリア・フォーシュバリ・リスカー(Valkyria Forsberg Lisker)
: クロノス幹部候補の1人でありながら反旗を翻した女性の監察官。24歳。ガイバーII Fに殖装する。ロングヘアはウェーブのかかった[[金髪]]。
: ワシントン・クロノス北米支部統制局舎(ピラーズ・オブ・ヘヴン)のセクションD地下機密保管庫を爆破、多数の獣化兵・超獣化兵と交戦、撃破して脱出した「女ガイバー」の正体は彼女であった。
: 壊滅したアリゾナ・クロノス本部基地からその間際に強殖細胞サンプルを持ち出し、監察官の権限でピラーズ・オブ・ヘヴンの機密保管庫に潜入。そこに収蔵されていた“人造コントロール・メタル”とそれを組み合わせることで「強殖装甲システム(ユニットG)」を構築し、第四の殖装体となったと思される。故に「ユニット」は複製品であるが、その身体能力により、ガイバーII Fの高い戦闘力が発揮されている。