「イラク治安部隊」の版間の差分

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かつては[[中東]]でも最強の[[軍備]]を有していた[[イラク]]であったが、[[1990年]]の[[クウェート侵攻]]をきっかけとした[[湾岸戦争]]によって主要な戦力を失い、その後の[[経済制裁]]によって本格的再建もままならず[[2003年]]の[[イラク戦争]]で[[サッダーム・フセイン|サッダーム]]政権が崩壊した後すぐに[[警察]]以外の軍事組織は解体されてしまった。
 
しかし、終戦後の[[治安]]悪化から新しい治安部隊の再建が開始され、2003年度中には[[]]や警察の戦闘部隊が編成されることとなった。なお、イラク人新兵の教育には外国軍だけでなく[[民間軍事会社]]も参加していた。
 
だが、創設間もないイラク軍では[[武器]]の横流し、[[宗派]]間の対立、[[2004年]]4月に起きた[[ファルージャの戦闘]]での戦闘拒否、警察や軍の[[基地]]や人員の募集施設が[[自爆テロ]]の標的になるなど多くの問題が発生した。しかし、その後は[[西側諸国]]の軍事援助によって質、量ともに強化され、現在では中東でも有数の戦力となっている。
 
[[2011年]]の外国軍撤退後は、イラクの治安維持と[[国防]]を自力で担っている。
 
[[2014年]]以降、イラク国内で急速に浸透した[[ISIL]]勢力との戦闘が激化。アメリカから提供された武器や軍用車両を放り出して敗走し、多くを無傷で[[鹵獲]]されるなど失態を重ねたため、当時の[[アメリカ合衆国国防長官]]から「(イラク軍は)戦闘の意志を見せなかった」と強く批判受けている。しかしながらアメリカ軍による訓練や空爆などの支援を受けつつ徐々に体制を立て直し、[[2017年]]7月にはISILの拠点であった[[モースル]]奪還を達成する原動力となった<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/3135126?cx_tag=pc_rankday&cx_position=2#cxrecs_s モスル奪還、米政策面でも大きな勝利 イラク部隊の訓練が奏功] AFP(2017年7月10日)2017年7月14日閲覧</ref>
 
== 国防省の管理する部隊 ==