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== 登場人物 ==
=== 地球人 ===
物語の発端は、2011年3月17日の出来事であから始まっていると設定されている<ref name="ニュータイプ201105付録_p36" />{{#tag:ref|ただし、シンクがフロニャルドに召喚された日は2011年3月19日(金)である<ref name="第1話A" />。|group="注"}}。本作主人公のシンクとレベッカは、日本の[[愛知県]]に所在するという設定の紀乃川市鴇野町に住んでおりいる{{#tag:ref|愛知県であるという設定はアニメ版では言及されておらず、小説版での描写による<ref name="ニュータイプ201105付録_p36" />。なお、愛知県に紀乃川市という自治体は実在しないが、[[和歌山県]]には一文字違いの[[紀の川市]]という自治体が実在する。|group="注"}}、中高一貫教育の[[インターナショナル・スクール]]に通学している<ref name="ニュータイプ201105付録_p36" />
 
; シンク・イズミ (Sink Izumi)<ref name="BD版字幕_英語" />
: [[声優|声]] - [[宮野真守]]
: 本作の主人公を務める金髪碧眼の少年。紀ノ川[[インターナショナル・スクール]]<ref name="ニュータイプ201105付録_p36" />中等部1年の13歳(第2期では中等部2年)。[[日本人]]で海洋学者の父と[[イギリス人]]で海洋生物学者の母との間に生まれた{{#tag:ref|父親は海洋学者で名を和泉隆征(いずみ たかゆき、声 - [[徳本英一郎]])、母親は海洋生物学者で名をシェリー(声 - [[高森奈緒]])といい<ref name="ニュータイプ201103_p95" />、第1期13話、第2期13話および小説版第1話に登場する。小説版では二人が出合った経緯や、シンクの祖父母にも関しても言及されている。|group="注"}}、日本在住でイギリス国籍を持つ[[混血#日本社会における混血|ハーフ]]の少年で、実家が[[コーンウォール]]に<ref name="ニュータイプ201105付録_p36" />、別荘が[[和歌山県|和歌山]]にある<ref name="第1話A" />。
: 趣味はアスレチックで、高所からのジャンプや[[後方転回|バック転]]も難なくこなすほどの高い運動能力を持ち<ref name="第1話4コマ" />、アイアンアスレチックで準優勝している<ref name="第1話A" />。その能力をミルヒオーレに見込まれ、ビスコッティ共和国へ勇者として召喚される<ref name="第1話B" />。第1期ではミルヒオーレやガウルなど、一部を除くほとんどの者から『勇者』(勇者様、勇者殿)と呼ばれていたが、レベッカとナナミが勇者になった第2期以降は、逆にほとんどの者から『(勇者)シンク』と名前で呼ばれている。
: 行動的かつ[[プラス思考|ポジティブ思考]]の持ち主で<ref name="公式キャストインタビュー" />、フロニャルドの「戦」が殺し合いではなく自分の好きなことを活かせるものであることを知り、この状況を積極的に楽しもうという動機を抱く<ref name="公式キャストインタビュー" /><ref name="第1話4コマ" />。間抜けな失敗もするが、周囲の期待に応えたいという意志と責任感が強く、決めるべきところではヒロイックな活躍ができる人物<ref name="公式キャストインタビュー" />。物語当初は子供っぽい部分も持ち合わせていたが、国を護り人々に笑顔を届けるという勇者の使命に向き合うことで成長していく<ref name="公式キャストインタビュー" />。
: 武器は持ち主の意のままに形状や大きさが変えられる「神剣パラディオン」で、[[棒術]]の経験があるシンク<ref name="公式キャラクター紹介_シンク" />はもっぱら棒の形態で扱っている。またフロニャルド独自の戦技である紋章砲(炎を操る)や輝力武装を初日で習得し<ref name="第2話" /><ref name="第5話" />、戦いの中で紋章術を使いこなしていく。輝力武装は人を乗せての滑空(当初は地上すれすれを滑空していたが、第3部では地上と空海を往復できるほどの飛行能力を発揮する)が可能なジェットボード状の「トルネイダー」と盾状に発動して砲弾などを防御できる「ディフェンダー」<!-- 第2部1話でシャルレーがストライダーを輝力武装と言っているので、ディフェンダーも含めてパラディオンの有無は関係ないと思われる。 -->。さらにスイトリネズミ討伐時にアデライドから託された「英雄結晶」の効果を猫神捕獲に活用したり<ref name="第2期8話" />、ユキカゼと入れ替わった時に彼女の特性を活かした技を繰り出したりと<ref name="第2期11話" />、引き出し応用力多彩である高い
: 最初の送還間際にミルヒオーレたちに自身の所有物を託し、元の世界へと戻る。送還後2週間分の記憶がすっぽり抜けていることに戸惑うが、家族らとの旅行先でタツマキから「神剣パラディオン」を渡されたことで全てを思い出し、レベッカやナナミを連れて再びフロニャルドへ行くことを決意する<ref name="第13話" />。
: 第2期では、夏休みを利用してレベッカやナナミとともに再度フロニャルドを訪れる{{#tag:ref|レベッカとナナミには事前に行先などの詳細を説明しておらず、サプライズツアーとして企画している。|group="注"}}。
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; レベッカ・アンダーソン (Rebecca Anderson)
: 声 - [[高橋美佳子]]
: ヒロインの一人{{#tag:ref|アニメ第2期では前期に比べ格段に出番が増えたことを、レベッカ役の高橋は「出世」したと表現している<ref name="第2期公式サイト・メッセージ" />。|group="注"}}。紀ノ川インターナショナル・スクール中等部1年の13歳(第2期では中等部2年の14歳<ref name="第2期公式サイト・SPECIAL" />)。ごく普通の地球人で<ref name="公式キャストインタビュー" />、[[在日イギリス人]]<ref name="ニュータイプ201105付録_p36" />{{#tag:ref|小説版には両親も登場しており、父親の名はジョッシュ、母親はレミーという<ref name="ニュータイプ201103" />。レミーは第1期6話に登場している([[声優|声]] - 紗倉のり子)。レベッカはかつてロンドンに住んでいたこともあるものの<ref name="ニュータイプ201103_p93" />、日本での生活の方が長いため、英語も話せるが少々たどたどしく、両親の英語も日本語訛りであると描写されている<ref name="ニュータイプ201103_p92" />。|group="注"}}。シンクやナナミからは『ベッキー』 と呼ばれている{{#tag:ref|小説版によれば、これは幼少期の愛称で、現在もレベッカをこの名で呼ぶのはシンクとナナミだけであるとされる<ref name="ニュータイプ201103_p96" />。|group="注"}}。シンクとは幼い頃から家族ぐるみの交友があり<ref name="ニュータイプ201103_p92" />、彼と同じインターナショナル・スクールに通学している<ref name="公式キャラクター紹介_レベッカ" />。やや[[ツンデレ]]で<ref name="公式キャストインタビュー" />、同級生からシンクとの仲を冷やかされた際にはそれを否定しているものの<ref name="第2話" />、二人きりの時は親密で、彼に恋心を抱いているかのような態度を見せる<ref name="公式キャストインタビュー" />。
: ゲームや漫画やファンタジー小説が好きで<ref name="公式キャラクター紹介_レベッカ" />、勇者が異世界に召喚されて活躍するような作品にも親しんでいるが<ref name="第1話B" />、シンクがそのような異世界に行っていることは、シンクの口から打ち明けられることもなかったため、第1期の時点では全く知らなかった<ref name="公式キャストインタビュー" />。
: 第2期では、シンクとともにミルヒオーレに召喚されるが、驚きのあまり目を回し気絶した状態でビスコッティ共和国に到着する。その後も異世界フロニャルドの光景に驚きを隠せないでいたが、シンクとミルヒオーレから全ての事情を聞かされ納得する。シンクやナナミのような運動能力を持っていないために当初は戦興業への参戦を渋っていたが、クーベルに連れ去られて彼女に説得される中で互いの境遇が似ていることを知ってクーベルに共感、説得に応じてパスティヤージュの勇者になり、「神剣メルクリウス」を彼女から貸与されて戦興業デビューを果たす<ref name="第2期2話" />。
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: 第2期ではシンクの誘いに応じてフロニャルドへ行くことになり、イギリスからガレット獅子団領国に召喚され、レオンミシェリの依頼に応えてガレットの勇者に抜擢される。
: 武器は「神剣エクスマキナ」で、戦ではシンク同様主に棒の形態で使用するが、パスティヤージュでの魔王騒動や<ref name="第2期6話" />「ユニオン・フェスタ」でのブリオッシュとの[[一騎討ち]]<ref name="第2期10話" />では、[[ブーメラン]]形態で使用して相手に有効打を与えている。またフロニャルド来訪初日で水を操る紋章砲や輝力武装を習得し、水上や氷上を滑走したり、滑空中に水の推進力で方向転換も可能なスケート靴を輝力武装で編み出し、空騎士キャラウェイに対抗する<ref name="第2期1話" /><ref name="第2期2話" />。さらに「熱湯」の紋章砲を放ったり<ref name="第2期6話" />、バトルフィールド全体に水が散布された状況から輝力集中で「氷結」を発動することによってフィールド全体を凍らせて対戦相手の足止めを行ったりと<ref name="第2期10話" />、シンクに劣らず引き出しは多彩。
: 他人を撫でるのが上手で、レオンミシェリやジェノワーズの3人は彼女に撫でられて骨抜きにされている<ref name="第2期3話" /><ref name="第2期5話" />。地球で調達した[[精油|マッサージオイル]]を使っての[[アロマテラピー|オイルマッサージ]]も得意で、レオンミシェリのおは非常に気に入っている
: 送還間際、約束の品としてレオンミシェリから「ユニオン・フェスタ戦興業/ガレット軍MVP賞のトロフィー」をもらう<ref name="第2期13話" />。
 
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; けものだま
: フロニャルド出身の兵士が、フロニャ力の加護を受けている場所で一定のダメージを受けた場合に変身する姿で、一時的に無力化した状態<ref name="スターティングガイド" />。その名の通り毛玉に顔と獣耳・尻尾が付いた丸っこい姿となる。例えば、ビスコッティ兵は「いぬだま」に、ガレット兵は「ねこだま」に変化する。また、セルクルやブランシールも同様にけものだまになる。けものだまになることを『だま化』と言い、だま化するとそれ以上のダメージを受けることはなく、受けたダメージの回復ができる。平均して20分前後で元の姿に戻ることができるが、その時間は受けたダメージの大きさで変化する<ref name="ニュータイプ201105付録_p46" />。また、フロニャ力が弱い場所では、けものだまに変身するだけでは済まずに怪我をしたり、最悪死亡する場合もある<ref name="第3話" />。
: 地球出身であるシンクたち勇者は、フロニャ力の加護がある場所でもけものだまに変化せず<ref name="第5話" />、怪我をしてしまうこともある。また、
: 領主や勇者、騎士団長や将軍、あるいはそれに準ずる地位や能力を持つ者についてがだま化すること恥ずかしいことであるという考えがあり彼らはけものだまになる代わりに一定のダメージを受けることによって武装や防具(衣服)が破壊され、大ダメージを受けると防具完全破壊で全裸となり、撃破扱いとなる。この場合、一度戦線を離脱して武装や防具を交換することによって戦線復帰が可能となる。
; 土地神(とちがみ)
: 土地に暮らす精霊に近い小型生物。土地神がいる場所は自然の実りが豊かである証拠と言われていて、シンクが召喚された場所にも現れている。
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: 放送で使う。
; 周波増幅器(しゅうはぞうふくき)
: フロニャ周波を強化・増幅する機械。リコッタが5歳の時に発明した発明品で<ref name="第3話4コマ" />、今では大陸中で使われている。召喚台にて使用すれば、地球と携帯電話で連絡を取ることができる。
; フロニャ力(ふろにゃちから)
: フロニャルドに偏在する加護の力で、輝力などの力の源。フロニャルド出身の人間は、フロニャ力の働く場所においては戦いで死傷することがなく、上記のけものだまに変身するだけで済む<ref name="ニュータイプ201105付録_p46" />。街や集落、戦興業で使用するバトルフィールドはフロニャ力の強い場所に作られる<ref name="第3話" />。逆に街道筋などはフロニャ力が弱いため、野生生物や魔物の襲来に注意を払う必要がある<ref name="第3話" />。
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: 術者のイメージに基づいて、輝力をある一定の形態に具現化させたもの。シンクのストライダーやディフェンダー、エクレールの光凛剣などがこれにあたる。
; 紋章術(もんしょうじゅつ)
: 大地と空に眠るフロニャ力を集めて変換した輝力を使った術<ref name="第2話4コマ" /><ref name="第2話" />。騎士クラス以上の者が放つ強力な[[必殺技]]<ref name="第2話4コマ" />として使われるが、発動前後の隙が大きく疲労も激しいというリスクがあり、乱用はできない<ref name="第2話" /><ref name="ニュータイプ201105付録_p50" />。
:; 紋章砲(もんしょうほう)
:: 攻撃用の紋章術のうち、棍や弓矢などの武器からそのままの輝力を射出する術の総称<ref name="ニュータイプ201105付録_p50" />。