「鐘崎 (宗像市)」の版間の差分

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== 金の岬 ==
[[画像:Jinoshima Island and Cape Kanenomisaki from Konominato Port 2.JPG|250px|thumb|right|神湊港からの[[地島]]と金の岬]]
鐘崎の金の岬(鐘ノ岬)は『[[万葉集]]』で詠まれている。また、歌舞において道成寺物の派生として地唄や舞踊ともなっている。
 
ちはやふる 金の岬を過ぎぬとも われは忘れじ志賀乃(しかの)すめ神
 
また、『[[源氏物語]]』の「[[玉鬘 (源氏物語)|玉鬘]]」においても、玉鬘が亡き母・[[夕顔 (源氏物語)|夕顔]]の乳父にあたる大宰大弐に連れられて[[大宰府]]に船で下る際に金の岬を通過した際に、上記の歌が話題に出されている。なお、その直前に登場する「船人も誰を恋ふかと大島のうら悲しげに声の聞こゆる」という和歌に登場する“大島”について、[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]に書かれた『[[河海抄]]』以来、鐘崎の対岸である[[筑前大島]]に比定する説が通説とされているが、近年において田坂憲二が平安時代には歌枕として広く知られ、かつ大宰府に下る海路では必ず通過した[[周防大島]]と解するべきであるとの異論を出している<ref> 田坂憲二「大宰府への道のり」(倉田実・久保田孝夫 編『王朝文学と交通』(竹林舎、2009年) ISBN 978-4-902084-87-0</ref>
 
== 観光名所 ==