「プライマリ・ケア」の版間の差分
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[[Image:Jericho Health Centre 20050326.jpg|thumb|英国では[[保健センター|地域保健センター]]がプライマリケアを提供する]]
'''プライマリ・ケア'''({{lang-en-short|Primary care}})とは、[[プライマリヘルスケア]]の一部とされる<ref name="whoterm" />。WHOはプライマリケアを「プライマリケアは、ケアやゲートキーパー以上の役目であり、最初の第一線としてアクセスされ、継続的・統合的に調合されたケアを提供する保健制度の中心的な役割である。必要とされた際の第一線コンサルタントであり、短期の疾病に限らず個人の長期的な保健状態を診る」と定義している<ref name="whoterm">{{Cite web|publisher=WHO |title= Main terminology |url=http://www.euro.who.int/en/health-topics/Health-systems/primary-health-care/main-terminology |accessdate=2014-02-02}}</ref>。国民のあらゆる健康上の問題、疾病に対し、総合的・継続的、そして全人的に対応する地域の保健医療福祉機能を指す<ref>{{Cite web|publisher=一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会 |title=医療関係者の方へ:プライマリ・ケアとは? |url=http://www.primary-care.or.jp/paramedic/index.html |accessdate=2014-02-17}} </ref>。直ちに生命の危険がない新規患者を診察し、患者の長期的な健康状態をサポートし、必要な患者は病院に紹介するサービスである<ref name="oecd2014">{{Cite report|publisher=OECD |title=OECD Reviews of Health Care Quality - Japan |date=2014 |doi=10.1787/9789264225817-en |at=Executive summary }}</ref>。
プライマリ・ケアはすべての
また総合医は役割として、外来診療や在宅医療を中心とする[[家庭医療|家庭医]]と病院内での総合的な診療を行う病院総合診療医(ホスピタリスト;総合内科医)に分けられる。(役割としての区別であり、専門性の区別ではない。)
==定義==
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=== 日本 ===
[[日本の医療|日本]]では欧米とは異なり長年プライマリ・ケア医としてのスペシャリティは存在せず、開業医や一般病院の外来などで、一般の内科医、小児科医などによって提供されてきた。 しかしながら日本は、高齢者は複数の疾患を抱え、かつ財政的な理由により長期入院や過剰な医療機関受診を削減する必要に迫られているため、プライマリケア制度の改善が求められている<ref name="oecd2014" />。
近年、日本プライマリ・ケア学会が認定する「プライマリ・ケア専門医」、日本家庭医療学会が認定する「家庭医療専門医」などの資格が発足したが、ジェネラリストとしての専門性が統一されておらず、現在プライマリ・ケア関連の3学会(総合診療医学会、日本プライマリケア学会、日本家庭医療学会)が合同でジェネラリストの専門資格について検討中である。<ref>[http://www.genmed.saga-med.ac.jp/senmoni/senmoni.htm 総合診療関連専門医制度について(佐賀医大総合診療部)]</ref>。2010年に上記3学会が合併し主に一般医・家庭医を中心とした一般社団法人[[日本プライマリ・ケア連合学会]]として発足した。同時に病院総合医を中心とした日本病院総合診療医学会も発足した。
2017年より'''総合診療専門医'''が発足する<ref name="oecd2014" />。
==== 医師臨床研修制度 ====
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|厚生労働省 [http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/rinsyo/hourei/021211.html 医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令] 第2条 }}
具体的には、[[内科]]および[[救急医療]]は必須、加えて
== 脚注 ==
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