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→‎概要: 「関東1都6県に隣接する県」として「5県」と記述があるのに福島県がないので、付け加えました。
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=== 静岡県 ===
{{main|静岡県}}
[[静岡県]]は本来通常[[東海地方]]であるが、[[1948年]]には、[[関東地方]]・[[山梨県]]・[[長野県]]・静岡県により、[[関東地方知事会]]が設置され、'''関東甲信静'''(かんとうこうしんせい)の枠組みがみられる。又、[[富士山]]が山梨県及び静岡県にまたがっているほか、山梨県の[[甲斐国|甲斐]][[国中地方|国中地域]]及び静岡県[[駿河国|駿河地域]]が[[富士川]]流域に属することから、山梨県及び静岡県を包括する場合の名称は、'''[[山静地方]]'''になる。さらに、富士山が山梨県と静岡県に、富士川流域が山梨県国中地域及び静岡県駿河地域にそれぞれまたがるほか、長野県[[南信地方|南信地域]]及び静岡県[[遠江国|遠江地域]]が[[天竜川]]流域に属し、山梨県国中地域の富士川及び長野県[[南信地方|南信地域]]の天竜川がいずれも静岡県に向かって流れ、富士川がに[[駿河湾]]に、天竜川が[[遠州灘]]にそれぞれ流れるほか、山梨県は静岡県とも長野県とも相互間の一定の繋がりがあるとともに、方言学上でも、静岡県、山梨県国中地域及び長野県は、[[東海東山方言|長野・山梨・静岡方言]](ナヤシ方言)に属することから、山梨県、長野県及び静岡県の3県を包括する場合の名称は、'''甲信静地方'''になる。
 
都道府県間流動調査によれば、静岡県と最も交流がある地域は[[愛知県]]であるが、隣接する[[神奈川県]]や[[東京都]]との交流の実数が(合算すると愛知県との実数より)多く、[[南関東]]1都3県との実数の合算数が愛知県との実数の2倍以上であるため、広域関東圏に含まれるとみなされる事がある<ref>実際に愛知県と特に交流がある地域は静岡県西部の[[大井川]]以西の[[遠江国]]であり、静岡県東部では愛知県との繋がりは低い。</ref>。このほか、[[国勢調査]]によると、静岡県全体では静岡県東部で占めている[[東京都区部|東京]]へ通勤・通学する者の数が多く、[[名古屋市|名古屋]]へ通勤・通学する者の数の方より多い。
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経済の範畴では、現在では[[関東地方]]1都6県に、[[甲信越地方|甲信越]]3県と静岡県を加えた1都10県を一つのエリアと捉える傾向が目立って来ており、メーカーなどでは、新製品やエリア限定製品を発売する際に、この関東甲信越静地方1都10県で先行発売や限定発売をするケースが増えている<ref>企業の一例として、[[サントリー]]では、「1都10県」として関東甲信越静地方での限定・先行発売を行うケースがあるが、静岡県を管轄する「静岡支店」は東海・北陸営業本部名古屋支社の管轄下に置かれている。</ref>。また[[日本放送協会|NHK]]の天気予報においては「関東甲信越と静岡」で案内されることが目立っている<ref>ただし、全国ネット(全中)番組の一部に限る。</ref>。
 
広域関東圏の中では唯一、県内のほとんどが鉄道会社は[[東海旅客鉄道|JR東海]]、電話会社の管轄は[[西日本電信電話|NTT西日本]]となっている。ただしJR東海であってもJR東日本の運用で、首都圏から沼津駅、修善寺駅、伊東駅(2004年までは静岡駅、島田駅)までの直通列車が2016年現在で30往復程度数十本運行されている。NTTについては、NTT東西分割検討時において利用者数・資産規模等のバランスを取るためと言われており、元々1999年以前には[[東海4中京3県]]として同じNTT東海のエリアを構成しとされていた中で、静岡のみをさらに分割することへの抵抗があったという推測もある。しかし利用者(一般顧客)側からは「地域性に即していないのみならず、住民の意見をも無視している」など不満の声もあり、特に[[沼津市]]など静岡県東部ではその傾向がかなり強い。また[[富士川]]以東は[[東京電力ホールディングス|東京電力]]管内となっている。
 
=== 福島県 ===