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'''ショゴス'''('''Shoggoth'''、ショグゴス)は、[[クトゥルフ神話]]作品に登場する架空の生物。初出は[[ハワード・フィリップス・ラヴクラフト]]の『[[狂気の山脈にて]]』。
 
太古の地球に飛来した宇宙生物「[[古のもの]]」達によって合成された漆黒の[[粘液]]状生物。非常に高い[[塑性|可塑性]]と[[展延性|延性]]を持ち、必要に応じて自在に形態を変化させ、さまざまな器官を発生させることができる。[[地下鉄]]の車両ほどに大きな[[タール]]でできた[[アメーバ]]のようだと形容される。[[呪文]]や[[テレパシー]]で操ることが可能だが、比較的知性が高く従順でないため、危険な生物である。[[南極圏]]における「古のもの」の巨大都市・[[狂気山脈]]の建設などに使役された。
 
は[[知性]]も低く、肉体労働のための奴隷種族として扱われていたが、発生させた脳を自ら固定化することで[[知能]]を持つようになり、創造主である「古のもの」に反抗して全面戦争を引き起こした。非常に生命力の強いショゴスたちは「古のもの」に壊滅的な損害を与えたが、最終的には地底深くに封印された。
 
「テケリ・リ、テケリ・リ」("Tekeli-li, Tekeli-li")という、独特の鳴き声をあげる。これは[[エドガー・アラン・ポー]]の作品『[[ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語]]』が初出であり、[[:en:Charles Romeyn Dake|チャールズ・ロウミン・デイク]]の『奇怪なる発見』や、[[ルーディ・ラッカー|ルドルフ・ラッカー]]の編集したヴァージニア在住のメイソン・アルジャース・レイノルズの報告においても言及されている。