「投げゴマ」の版間の差分

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日本では投げゴマは上記のような形を主として、円筒か逆円錐の胴を軸が垂直に貫く形をしているものが多い。郷土玩具の投げゴマは、たいていはこの形である。ただし軸も木で出来ている。また、[[大山ゴマ]]は全体が木でできている。胴体はどんぶり型、下には太い木の芯が突き出る。[[ズグリゴマ]]はやや平らなお椀型で上面は大きくお椀形にくぼむ。下からは木の芯が出るが、その先端が大きく丸く広がるのが特徴である。これは、青森の独楽で、[[雪]]の上で回すための工夫である。上面も下面と同じような曲線を描く、凸レンズ型のものもある。[[マレーシア]]の[[ガシン]]は有名な投げゴマであるが、やや偏平ながら、これに類する形である。
[[Image:Japanese Top nagegoma kyusyu.jpg|250px|thumb|九州の投げゴマ]]
九州にはこのような形から大きく外れた投げゴマが何種もあるが、それらはおおよそ楕円形で、下側に逆円錐に尖った大抵は縦長の木の胴体を持ち、下側の端にクギを打ち込んだような形をしている。特に[[佐世保独楽]]が有名である。ヨーロッパの投げゴマもこれに近い形をしている。大抵は上面が丸く、下に逆円錐にとがり、下端に短い軸が打ち込まれている。このような形の投げゴマは、日本以外ではむしろ標準的なもののようである。これらは[[ぶちゴマ]]の形を強く残したものとも考えられる。
 
== 回し方 ==