「イギリスの議会」の版間の差分

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両院とも、はじめは発声表決(Voice Voting)という方法を採っている。これは、議長の「賛成のみなさんは?」という呼びかけに対し、各議員が「賛成」(庶民院:"Aye"/貴族院:"Content")と答え、続いて「反対のみなさんは?」という呼びかけに「反対」(庶民院:"No"/貴族院:"Not-Content")と答えるものである。<ref>[[#那須(2010)|那須(2010)]] pp. 17-18</ref>議長は、声量の大小から判断して、可決または否決を決める。
 
全会一致の議案は当然どちらかの声しか聞こえないので、発声表決で決まるが、ある程度賛否が分かれている場合は、分列表決 (Division)となる。両議院ともに議場の外側の左右には廊下があり、分列表決のためのロビーとしても使用される。議長席から見て、右側が賛成投票控室(庶民院: Aye Lobby/貴族院: Content Lobby)、左側が反対投票控室(庶民院: No Lobby/貴族院: Not Content Lobby)である。<ref>[[#前田(1983)|前田(1983)]] pp. 85-87</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.parliament.uk/site-information/glossary/content-and-not-content-lobbies/|title=Content and Not Content Lobbies (Aye and No Lobbies)|publisher=www.parliament.uk|accessdate=2016-05-12}}</ref>分列表決となったとき、議員は席を離れて、それぞれ賛成と反対に分かれて別のドアから議場を出て、議場の左右にある2つのロビーに賛成と反対に各々分かれて並び、別々のロビーの出口(すなわち議場の入口)から再び議場に入場するときに、議長から指名された2名の計算係 (tellers) (tellers)が数を数え、賛成側と反対側に2名ずつの書記官が各々氏名を確認する方式が採られる<ref>[[#前田(1983)|前田(1983)]] pp. 85-87</ref><ref>[[#那須(2010)|那須(2010)]] pp. 17-18</ref>。
 
== 司法との関係 ==