「ウェブデザイン」の版間の差分

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== 問題 ==
=== デザインの分離 ===
[[HyperText Markup Language|HTML]]4ではウェブページの見た目には[[Cascading Style Sheets|CSS]]などの[[スタイルシート]]を用いることを推奨している。デザインの原則として、HTMLは文書構造を記述し、デザインはCSSで記述する{{sfn | 中村英良、他 | 2009 | pp=67-68}}。これに反する代表的な例として、<code><table></code>タグによるレイアウトが挙げられる。[[Netscape Navigator (ネットスケープコミュニケーションズ)|Netscape Navigator]] 4.xがブラウザ市場を支配していた時代、ウェブページをレイアウトするのにデザイナーが利用した人気の手法は<code><table></code>タグを用いることであった。[[グリッドレイアウト]]のようにページを細かくレイアウトするためには、しばしば[[ネスティング|入れ子]]にされた何重ものテーブルが必要とされた。本来、テーブルはレイアウトではなく、表データのためだけに使われなければならないものだ<ref>あらゆる局面に於いてテーブルを用いることが問題であると誤解し、表データのマークアップにすらテーブルを忌避するケースも散見される。もちろん、表データをテーブルとしてマークアップすることは適切である。</ref>。
 
[[ブラウザ戦争]]末期、CSSを比較的よく実装していた[[Internet Explorer|Microsoft Internet Explorer]]が市場を支配するようになると、ウェブデザイナーはページをレイアウトする手法としてCSSを利用し始めた。
 
今日HTML5とCSS3が仕様策定されて以降は特に大半多く現代的なブラウザCSSを最大限に実装している<ref>最新のブラウザではCSSにおける大きな問題は解決されているが、過去のブラウザ(Microsoft Internet Explorer 6やNetscape Navigator など)ではそうではない。閲覧者は古いブラウザを使用し続けることが多いため、デザイナーは使用できるスタイルなどに注意しておく必要がある。</ref><ref>http://caniuse.com/</ref> ことや、HTML5においてテーブルを用いたレイアウトが'''must not'''という強い言葉で禁止されたこと、昨今の[[ユニバーサルデザイン]]を重視する風潮を踏まえて観点から[[アクセシビリティ]]の確保や[[ユーザビリティ]]の向上を目指してデザインが行われるようになったことなどからを根拠に、CSSを用いてレイアウトを行うことは、ウェブデザイナーの共通認識として確立されつつある。
 
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