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[[File:Sidney Hall - Urania's Mirror - Cancer.jpg|thumb]]
== 神話 ==
[[ゼウス]]の子勇者[[ヘーラクレース|ヘラクレス]]([[ヘルクレス座]])は、誤って自分の子を殺した罪を償うため、12の冒険を行うことになった。そのうちの1つが[[ヒュドラー]]([[うみへび座]])の退治である。化け蟹カルキノス({{lang-el-short|καρκίνος}})<ref group="注">古代ギリシャ語で「蟹」を指す一般名詞。なお、現代ギリシャ語では(特に毛蟹を指す場合)「καβούρι({{lang|el|καβούρι}}(単数形の場合)」と呼ぶ。</ref>は、最初はヘラクレスとヒュドラの戦いを見ていた。次第に同じ沼に住んでいる友人であり異父兄弟でもあるヒュドラが形勢不利になったため、飛び出してヘラクレスの足を挟んだ。しかし、ヘラクレスは振り払い踏みつぶした。一部始終を見ていた女神ヘラは、兄弟思いのカルキノスを哀れに思って、天に上げて星にした<ref name="ridpath"/><ref name="hosizora" />。
 
なお、別のパターンとして以下のような説もある。ゼウスの妻である女神[[ヘーラー]]は、ゼウスの愛人の子であるヘラクレスを快く思っておらず、巨大な化け[[カニ|蟹]]を使いに出した。化け蟹は[[はさみ (動物)|はさみ]]でヘラクレスの脚を切ろうとした。しかし、ヒュドラとの格闘中のヘラクレスは、全く気付かずに化け蟹を踏み潰して殺した。この捨て身の勇気を認められ、化け蟹は天に昇りかに座となった<ref name="hosizora" />。