「メタンフェタミン」の版間の差分

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'''メタンフェタミン'''({{lang-en|methamphetamine, methylamphetamine}})は、[[アンフェタミン]]の窒素原子上に[[メチル基]]が置換した構造の[[有機化合物]]である。間接型アドレナリン受容体刺激薬として[[アンフェタミン]]より強い中枢神経興奮作用をもち<ref name=takeuchi>{{Cite book|和書|author = 竹内孝治|coauthors = 岡淳一郎|year = 2011|title = 最新基礎薬理学[第3版]|publisher = 廣川書店|page =50|isbn = 978-4-567-49452-6}}</ref>、依存性薬物である。日本では商品名'''ヒロポン'''として販売されているが<ref>[http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1151001F1020_1_02/ ヒロポン/ヒロポン錠]</ref>、「限定的な医療・研究用途での使用」に厳しく制限されている。
 
また、強い中枢興奮作用および[[精神依存]]、[[薬剤耐性]]により、反社会的行動や[[犯罪]]につながりやすいため、日本では[[覚せい剤取締法]]により[[を制定し、せい]]に指の取扱いを行う場合の手続きを規するとともに、そ以外の流通や使用に対しての罰則を定めている<ref name=takeuchi/>。
 
== 俗称・異称 ==
医薬品の商品名としては'''ヒロポン'''の名でも知られる(後述の[[#ヒロポン|ヒロポン]]参照)。
 
日本語では、'''シャブ'''、'''エス''' (S)、'''スピード''' (speed) などの俗称で呼ばれる。
医薬品流通規制対象となった商品名をそのまま流用てはた、'''ヒロポン'''の名で知ら使わている(後述の[[#ヒロポン|ヒロポン]]参照)。
英語では'''アイス'''(ice)、'''メス'''(meth)、'''クリスタル・メス'''(crystal meth)などの俗称がある。
 
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== 副作用など ==
[[不安]]、[[興奮]]、[[頭痛]]、[[不眠]]、手のふるえ、[[動悸]]などが起こったり、[[味覚]]の異常や[[じんま疹]]などの過敏症状が起こることがある。製造時に隠蔽不可能な独特の臭気が発生するので取り締まり以降狭い国土の日本で密造は不可能と言われている。
 
覚せい剤精神病:メタンフェタミンの連用量用法から逸脱した濫用によって生じる幻覚妄想状態を主とする精神病状態。覚せい剤精神病の妄想は、関係妄想を中心に被害・追跡・注察・嫉妬妄想からなり、幻覚は幻聴が主である。
 
== 依存性 ==
メタンフェタミンは日本国内で最も大きな問題を引き起こしていにおけ依存性薬物事犯あり覚せい剤関連での検挙が最も多い。2007年には1.2万人が覚せい剤事犯で検挙されている。
 
濫用開始から依存に至までの期間は、約30ヶ月とされており、[[メチルフェニデート]]の平均9.2ヶ月と比較すると長い。<ref>日本臨牀 2015 (73) 9</ref>
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[[1949年]]([[昭和]]24年)、[[日本国政府]]はヒロポンを[[劇薬]]に指定、製造業者に対し、[[覚醒剤]]としての製造を禁止するよう勧告し、1951年(昭和26年)に[[覚せい剤取締法]]を施行したことに伴い、日本国内では、「限定的な医療・研究用途での使用」を除き、覚醒剤の使用・所持がすべて禁止されている<ref>ここで言う「限定的な医療・研究用途での使用」とは、同法により規定された少数の研究・医療機関への販売や、[[統合失調症]]や[[ナルコレプシー]]の治療等であり、[[日本薬局方]]上は[[処方薬]]([[処方箋医薬品]])の[[覚醒剤]]として残っている。</ref>。
 
2017年現在、[[処方箋医薬品]]として「ヒロポン錠」「ヒロポン注射液」の二種類が製造されているが、医療機関が覚醒剤を治療に使用する場合にはおり、[[都道府県知事]]から施用機関事前の届指定を受出義務た医療機関からの注文に対応している。また、本薬品に関しては製造業者から施用機関までの流通過程、施用した患者まで包装単位で記録保管されるなど、極めて他の医薬品とは別格の厳しい管理が厳しなされて
 
=== 薬効 ===