「技術的特異点」の版間の差分

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[[2010年代]]後半に入り、[[ディープラーニング]]の産業応用が進むと同時に[[マスメディア]]でも度々取り上げられるようになり、広いとは言い難いが一般層にも認知される概念になった。一般層においては、別名の'''2045年問題'''という名称で知られることが多い。
 
指数関数的な技術進歩のモデルである[[収穫加速の法則]]に従い登場する技術が社会に与える影響を考えると、技術的特異点以前の時代においても社会に大きな変化が起きることが予測可能である。特に、[[PEZY Computing]]代表の齊藤元章により、[[2025年]]頃に'''プレ・シンギュラリティ'''(前特異点、社会的特異点)と呼ばれる社会的な大変革が始まることが予測されている。そして、その後は人類の生存に必要な労働の負荷が急速に低減して行き、人類の生活の在り方が根底から覆ると予測されている<ref>http://ja.catalyst.red/articles/saito-watanabe-talk-9/</ref><ref name=":2" />。例えば、[[2025年]]を過ぎた辺りから、超小型[[核融合炉]]の実用化によるエネルギーコストの実質的な無料化と、それに伴う衣食住の無料化や、汎用人工知能(AGI)による純粋機械化経済の実現や、現実世界と見分けが付かない程に精緻なVRの実現などが立て続けに起き、[[ベーシックインカム|ベーシック・インカム]]が導入され、尚も仕事の継続を望む人間に対しては非常に高いクリエイティビティが要求される社会に移行すると予測されている。
 
== 主要な論者 ==