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=== ループ(反転)式掃気 ===
{{main|ループ式掃気|[[:en:Schnuerle_porting]]|[[トルク・インダクション]]}}
[[ファイル:Schnuerle porting, from above.svg|thumb|left|170px|ループ式掃気における掃気・排気ポート配置の一例]]
{{main|ループ式掃気|[[:en:Schnuerle_porting]]}}
[[File:2 stroke cylinder.jpg|thumb|'''5ポート'''・ループ式掃気シリンダーを[[クランクケース]]側より撮影した写真。このシリンダーの場合左側より排気、主掃気、副掃気、吸気となる。吸気ポートより[[シリンダーヘッド]]側に溝が削られている為、吸気ポートが掃気ポートを兼ねる'''7ポート・トルクインダクション'''方式とも解釈可能である。]]
シニューレ式掃気({{lang-en-short|Schnuerle}})とも呼ばれる。掃気孔を排気孔の正面から左右にずらした位置に配置することにより、掃気孔からの新気を一度シリンダ内面にぶつけたり、それぞれの掃気孔からの新気をぶつけるなどして反転させて燃焼ガスを追い出す方式である。掃気・排気孔の配置によってシニューレ式・[[MAN (企業)|MAN]]式・カーチス式などがあるが、シニューレ式が一般的である。高性能2輪車のエンジンでは掃気孔の面積を大きくするため、さらに一対の補助掃気孔を追加(5ポート方式)したり、排気孔の向かい側に掃気孔を設けているもの(7ポート方式、ヤマハ発動機は[[トルク・インダクション]]と呼称)もある。
 
クロス式に比べて掃気性能は向上するが、シリンダ内のガスの流れが複雑になるためシリンダの温度が不均一になって、熱歪みが発生しやすくなるのが欠点である。