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[[高度経済成長]]がピークに達し、バブルに向かっていた[[1980年代]]は、女性に遊びを楽しむこと推奨するとともに、[[労働]]にも目を向けた。1981年から始まった連載「女の職業」では、働く女性達を取材した女性目線の[[ルポタージュ]]を掲載。[[ツアーコンダクター]]、[[レポーター]]、[[イラストレーター]]、[[スタイリスト]]、[[ファッションモデル]]など当時多くの女性の憧れの職業とされていた「カタナカ職業」の女性たちを中心に紹介した{{Sfn|北原みのり|2011|p=42-44}}。1983年10月7日号では、アパレルを中心とした50社近い会社の求人情報を掲載し、広告・マスコミ・外資系企業の転職情報、女子大生の為の就職情報の特集を組んでいる{{Sfn|北原みのり|2011|p=43}}。
 
80年代に入ると、『an・an』はセックス特集で[[アイドル]]を解禁した。最先端のファッション誌を標榜する雑誌にとって、大衆の欲望そのものであるアイドルは不釣り合いで、『an・an』はアイドルを意識的に排除してきた{{Sfn|北原みのり|2011|p=45}}。しかし、80年代を超えたあたりから、テレビ番組で活躍するアイドルが登場するようになった。大々的なセックス特集を組んだ1983年5月6日・13日合併号では、表紙に[[郷ひろみ]]を起用。郷は全裸を披露したわけではないし、[[陰毛|ヘアー]]の露出があったわけでもないが、[[トランクス]]1枚に[[カーディガン]]を羽織っただけの姿で横たわっており、当時のスーパースターがセックスを想像させるようなポーズをとっているのが画期的であった{{Sfn|北原みのり|2011|p=46}}。また、同号の「妙に刺激的な男たちのハダカ鑑賞!」というコーナーでは、[[渡辺徹 (俳優)|渡辺徹]]が女性に水をかけられびしょ濡れになった姿を披露。更に、[[伊藤敏八]]、[[伊東たけし]]、[[井上純一]]{{要曖昧さ回避|date=2017年10月}}、[[広岡瞬]]がヌードになっている。また、結成したての[[とんねるず]]も登場しているが、彼らは『an・an』において一糸まとわぬ「完璧な全裸で登場した史上初めてのタレント」となった{{sfn|北原みのり|p=46,47}}。
 
1983年5月6日・13日合併号では、当時ポルノ女優だった[[美保純]]を肯定的に大きく取り上げた{{Sfn|北原みのり|p=52}}。1985年4月5日号では、80年代に流行していた裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』に出演していた男優へのロングインタビューに成功している{{Sfn|北原みのり|2011|p=51}}。また同号のセックス特集で、読者アンケートによる「このひとならSEXしてもいい、SEXしたい男ベスト10」を発表する。これは、後の「抱かれたい男ランキング」の前身企画である。なお、第1回の「SEXしたい男」の人選は以下の通りである。