「ムラサメ (ガンダムシリーズ)」の版間の差分

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== 機体解説 ==
{{機動兵器
|名称=ムラサメ{{Refnest|group="注"|機体名称は、CEにおける[[南総里見八犬伝|極東アジアのファンタジー小説]]に登場する[[村雨 (架空の刀)|剣の名前]]に由来する<ref name="hj-mook">機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編ホビージャパン 2006年3月31日初版発行 134頁。(ISBN 4-89425-415-8)</ref>。変形機構は[[宇宙世紀]]世界における[[Ζガンダム]]系MSのそれとほぼ同様である。}}<br />Murasame
|型式番号=MVF-M11C
|全高=17.82m
|重量=46.88t<ref group="注">M1アストレイに比べ、本機はさらに6.62tも軽量化されている。</ref>
|装甲=不明{{Refnest|group="注"|防御力に関しては装甲材質などの設定が無いが、ザフト軍宇宙戦艦「[[ミネルバ (ガンダムシリーズ)|ミネルバ]]」の40ミリCIWSの斉射を浴びせられたムラサメは細切れに粉砕されている。書籍によってはオーブの主力MSは発砲金属を用いた軽量仕様が伝統であるとするものも存在するが<ref>『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房 2006年5月 162-167頁。(ISBN 978-4812426876)</ref>、本機が同装甲を採用していると記述した資料は存在しない。}}
|武装=M2M5D 12.5mm自動近接防御火器×6<br />72式高エネルギービーム砲<br />66A式[[空対空ミサイル]]「ハヤテ」×4<br />72式改[[ビームライフル (ガンダムシリーズ)|ビームライフル]]「イカズチ」<br />70J式改[[ビームサーベル]]<br />シールド<br />[[空対地ミサイル]]「ドラッヘASM」<br />Mk438三連装ヴュルガー[[空対空ミサイル]]ポッド
|搭乗者=[[アンドリュー・バルトフェルド]]<br />[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#レドニル・キサカ|レドニル・キサカ]]<br />[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#馬場(ババ)|馬場一尉]]<br/>[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#イケヤ、ゴウ、ニシザワ|イケヤ<br />ニシザワ<br/>ゴウ]]<br />[[ガンダムSEED MSV#タキト・ハヤ・オシダリ|タキト・ハヤ・オシダリ]]<br />[[アスラン・ザラ]]<ref>ゲーム『[[スーパーロボット大戦K]]』シナリオ第3話「[[鋼鉄神ジーグ|ビルドアップ! 蘇る伝説!!]]」のみ一時的に搭乗。</ref><ref>ゲーム『[[スーパーロボット大戦Z]]』シナリオ第46話「混迷の中の正義」のみバルトフェルド専用機に一時的に搭乗。</ref>
}}
[[M1アストレイ]]の後継主力機として開発されたオーブ軍の空戦用[[可変モビルスーツ|可変MS]]<ref name="mook">『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社 2008年11月 124-125頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)</ref>。
 
[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ウズミ・ナラ・アスハ|ウズミ]]政権の中立宣言以来、オーブは中立国としての立場を堅持し、その戦力は外征軍としてではなく、あくまで本土・沿岸水域防衛のためのものとして整備されていた。しかし、C.E.71年6月に[[コズミック・イラ#オーブ解放作戦|地球連合との戦い]]に敗れて一時主権を失って以降、オーブ国防軍の軍事政策に変化が起きる。すなわち、攻め寄せる敵軍を眼前に迎えて本土籠城に徹するのではなく、外洋型攻撃戦力による積極防衛に転換し、艦船やMSにも制圧力が求められるようになった<ref name="pa">『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房 2006年5月 168-170頁。(ISBN 978-4812426876)</ref>。このドクトリンからすると、従来オーブが整備してきた沿海水域防衛用の艦隊編成と、[[航続距離]]と速度の不足した飛行MS M1アストレイ・シュライクでは、制圧力不足であった<ref name="pa"/>。こうして、外征能力を持つ大型[[航空母艦]]「[[コズミック・イラの艦船及びその他の兵器#タケミカズチ級|タケミカズチ]]」と、[[固定翼機|固定翼]][[戦闘爆撃機|戦闘攻撃機]]の能力を併せ持つ可変MS「ムラサメ」が開発されることになったのである。MS形態に関しては、意匠・能力ともにM1アストレイの発展改良型として設計された。また、航空機である飛行形態は[[前進翼]]と[[カナード翼]]を組み合わせた空中機動性重視のデザインが採用されている。
 
その飛行能力は機体が軽量であることやMA形態への変形機構を有することから、機動性、加速能力、航続距離などあらゆる点においてかなり高いレベルを獲得しており、可変機としては連合・ザフト双方の機体と比較してもトップクラスの性能を誇る<ref name="murasameandorew">1/144 HG ムラサメ アンドリュー・バルトフェルド専用機バンダイ 2005年10月発売 組立説明書</ref>。また、国土の防衛が目的であるが汎用性も考慮されており、宇宙空間での運用も可能である<ref name="murasame">1/144 HG ムラサメ(量産機)バンダイ 2006年3月 組立説明書</ref>。武装はビームライフルやビームサーベルなどの基本装備のほか、MA形態時用のビーム砲や[[ミサイル#対空ミサイル|空対空ミサイル]]を備えている。さらに、主翼のハードポイントには連合の[[ストライカーパック#ジェットストライカー|ジェットストライカー]]と同様に[[対艦ミサイル]]やプロペラントタンクを搭載可能であるなど、高機動汎用MSと戦闘機の性能を両立した完成度の高い機体である。
 
=== 武装 ===